【感想・ネタバレ】湯島天神坂 お宿如月庵へようこそのレビュー

あらすじ

時は江戸。 火事で姉と離れ離れになった少女・梅乃が身を寄せることになったのは、お宿・如月庵。 如月庵は上野広小路から湯島天神に至る坂の途中にあり、知る人ぞ知る小さな宿だが、もてなしは最高。 かゆいところに手の届くような気働きのある部屋係がいて、板前の料理に舌鼓を打って風呂に入れば、旅の疲れも浮世の憂さもきれいに消えてしまうと噂だ……。 梅乃は部屋係として働き始めるが、訪れるお客は、何かを抱えたワケアリの人ばかり。 おまけに奉公人達もワケアリばかり。 美人で男好きな部屋係に、いつもパリッとしているがやたらと強い中居頭。 強面で無口だが心は優しい板前、宿に来るお客を全て覚えている下足番。 そしてそれらを束ねる女将。 個性豊かな面々に囲まれながら、梅乃のもてなしはお客の心に届くのか? そして、行方不明の姉と再会は叶うのか?

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Posted by ブクログ

この前 このシリーズの終わりの方の話しを読んだので はじめの話しを読んでみました。

火事で 姉とはぐれた梅乃
お助け小屋を巡って 姉 お園の行方を捜す。
行き場のなくなった梅乃に 如月庵の女将さんが声をかけてくれた。
そこで部屋がかりとして働く

花嫁御寮を泊める話し

いいところに養子に行くので 泊まる話し

小川堂の主人の娘が見つかったので お泊めする。

それぞれの話しが みな訳ありで揉める
揉めたあと ちゃんと収まるのでホッとする。

最後に お姉ちゃんが出てくる。
お姉ちゃんが働いていたお店に 火をつけて逃げたんじゃないかという話しを聞いていた。


佐吉という色男がでてきます。
騙されてた紅葉
佐吉の仲間だった
お民に騙されてた梅乃

まあ お姉ちゃんが火つけてなくて よかったよかった!
安心して それぞれの道に進めます。

最後に如月庵の女将に どつしてわたしを誘ってくれたんですか?
と梅乃が聞きます。
まあ これにも 訳ありの物語があるようです。
平凡そうで非凡なお話しです。
あっという間に読んでしまいました。

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2025年06月26日

Posted by ブクログ

黒船来航間もない時代を舞台にしたお江戸人情譚は他人に優しい市井の人々の息づかいが聞こえてくるようで、日々の人間関係に疲れてやさぐれた気分をじんわりとほぐしてくれました。お宿の奉公人たちの連携の鮮やかさも胸のすく思いでした。

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2020年04月05日

Posted by ブクログ

大火事で唯一の肉親である姉が行方不明になってしまった梅乃。
15歳だけど、江戸時代の15歳ってもう立派な大人なんだなぁ、と感心しきり。でも親が亡くなって、15歳で、いくら姉がしっかりものとはいえ、自分が奉公に出ていなかったのはなぜかな、とか無粋なことを考えてはいけません。
なにしろポプラピュアフル文庫なのですから。
多少の甘さは見ないふりをいたしましょう。

そこを差し引いても、なかなか面白かったです。
だからこそ、といえなくもないのですが、ひとまずめでたしのエンディング。

そも如月庵とはなんぞや、隠された秘密はまったくもって解明されていません。続刊のつもり満々ですね。

でもいいのです。
ポプラピュアフル文庫なのですから。
今まで時代小説に触れてきたことのない子どもたちでも気軽に読めて、ひとまずのハッピーエンドは、入門書にもぴったりだと思います。

ティーンではありませんが、続刊も引き続き読みます。

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2019年07月06日

Posted by ブクログ

初めて読んだ時代小説だが、堅苦しくなくて気軽にスラスラと読めて良かった。
宿泊客の事情に梅乃が首を突っ込んでしまう気持ちも分かるし、応援したくなってしまう。
出てくるお料理も美味しそうで良いお宿。
今後の梅乃の成長や、秘密を隠し持った宿が気になる。続編も読んでみたい。

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2023年01月16日

Posted by ブクログ

目立たない仕事でも
責任持ってやろうとすると大変なんだと
しみじみ。

 シリーズあるみたいなので
続きを読みたい♩

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2020年01月05日

Posted by ブクログ

~湯島通れば思い出す お蔦主税の心意気~♪ 間もなく湯島の白梅もほころぶことでしょう。男坂、女坂、夫婦坂、湯島天神坂の如月庵という旅館で新米部屋係として奮闘する梅乃15歳の物語。中島久枝さんの描く人情が心に響く新シリーズです。悪戦苦闘の部屋係、雪に涙の花嫁御寮、和算楽しいか苦しいか、一人寂しい河童の子の連作4話。第3話「和算楽しいか苦しいか」が秀逸でした。2017.10発行です。

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2019年01月30日

Posted by ブクログ

プロローグ/第一夜 悪戦苦闘の部屋係/第二夜 雪に涙の花嫁御寮/第三夜 和算楽しいか、苦しいか/第四夜 一人寂しい、河童の子/エピローグ

江戸の火事で姉とはぐれた十五歳の梅乃。お宿・如月庵で働くことになる。女将を始め奉公人たちやお客様達のおかげで少しずつ育っていく。がんばれー

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2017年12月18日

Posted by ブクログ

可愛らしく読みやすい時代小説。
わりと最初の方からラストを予測出来るのだけど、それでも充分に楽しめた。
如月旅館で働いてる人々みんなに秘密があるとのことだったけど、はて?
それは続編で明かされるのだろうか。

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2017年11月08日

Posted by ブクログ

舞台設定に惹かれて呼んだ。
神客万来!という作品が好きなのですが、それに似た雰囲気を持っていて読みやすかった。
癒しと希望を貰える作品。
ただ、時代モノオタクとしては少し物足りなさを感じたので、誰でも読みやすい時代小説というような立ち位置かな?

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2023年11月17日

Posted by ブクログ

梅乃が如月庵で働き始めるまでがあっという間に話が進んでしまい、もうちょっと背景を厚く知りたかったなとは思ったものの、如月庵でのエピソードが面白く引き込まれた。とても美味しそうな料理の描写があるのもよい。生き別れになったお姉さんとの再会はシリーズの次の巻に続くのかと思いきや、再会までこぎつけたのは意外だった。その詳細は次巻で語られるのだろうか。続きも読んでみたくなった。

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2022年05月06日

Posted by ブクログ

生家を火事で失くした梅乃は生き別れとなった姉、園を探すため、湯島天満宮の近くにある宿「如月庵」で女中として働くことに。そこで出会う人々や、初めての仕事で成長していく姿を描く。

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2020年06月22日

Posted by ブクログ

火事で焼きだされ、姉・お園と離れ離れになってしまった梅乃。
お園を探しながら、お宿・如月庵で訳ありっぽい従業員達に囲まれ、奮闘する梅乃の姿が健気で、応援したくなります。
続きはあるのでしょうか・・。

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2018年08月30日

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