【感想・ネタバレ】カムイ伝全集 カムイ外伝 3のレビュー

あらすじ

【第三部 スガルの島】▼第1話/女左エ門▼第2話/一白▼第3話/はなふい▼第4話/双忍▼第5話/月日貝▼第6話/抜け狩り

●主な登場人物/カムイ(夙谷の非人から天才的忍者に。現在は抜け忍として逃亡の日々)
●本巻の特徴/自らの夢と自由をつかむため、忍びの世界から“抜けた”カムイ。追っ手との戦いの日々…殺すか殺されるか、これがカムイの苛酷な青春だ。嵐に遭い、流れ着いた島で、自分と同じ抜け忍の元くノ一・スガルと出会う。だが、スガルは全く心を許さない。そんな中、スガルの娘・サヤカは、カムイに熱い思いを寄せるが…!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

" つげ義春本人が書いた年譜によれば、昭和12年生まれのつげが漫画家としてデビューしたのは昭和30年で、白土の『こがらし剣士』より一年後のことだ。小学校卒業後にメッキ工場に見習工として勤めた。十七歳の時に漫画家を志すが、「対人恐怖症のため、部屋に閉じこもったまま収入が得られる」という理由だった。(『つげ義春 自分史』『つげ義春「旅」作品集 リアリズムの宿』双葉社 1983年による)" 「白土伝」と題された巻末エッセイ
 漫画家今昔。白土三平全集の巻末になぜ他の作家について書かれるのかと言えば、大多喜の商人宿が交差点になっているかららしい。

霞斬りは白刃砕きによって破られ、またカムイに霞斬りを仕掛けた曲者も出てきた。カムイは新技の開発に挑む。サスケではよくある展開だが、カムイでは初見のような気がする。

この巻を通して、いわゆる外伝の絵柄ではない。カムイ伝を読んでる気にさせられる絵柄。少なくともかつてあった全集にまとめられたカムイ外伝には含まれていなかった話と覚える。
あえて「子供向けにアレンジされた外伝」が読みたいのだが、本全集1巻以来見かけない。


『双忍』
カムイがいわゆる忍び装束をまとっている。稀有なこと。

『月日貝』
船上で変わり身。サメ。もはやたいがいのことは許すが、さすがにワロタ。

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

追われる者にとって………
恐るべきは……
果てしなく続く追っ手の追及よりも……
何者も信じられぬおのれの心の中にこそあるのかもしれない……
(スガルの島 「女左ヱ門」)

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2009年10月04日

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