あらすじ
幼い頃、近所のにいちゃんに手を出され、現場を母親に見られてしまったゆい。それを境に、いつも遊び相手になってくれていたにいちゃんは姿を消し、親からは過保護なまでの監視を受けるようになってしまった。あれから時が経ち、にいちゃんを忘れられないゆいは、ある日もあてもなく街を徘徊し、そして、ついに再会の日がくる――。しかし、久しぶりに会ったにいちゃんは、昔のような優しいにいちゃんではなくなっていて……。 ふつうってなに まともってなに これはいけないこと…?BL界の鬼才・はらだが描く衝撃の禁断愛、ついに解禁――。
小学生の頃、近所のにいちゃんに遊んでもらっていた“ゆい”。優しくて親切なにいちゃんですが、次第にその本性を現し、ゆいにキスしたり体に触ったりしはじめます。怖くなったゆいは、にいちゃんの元を逃げ出しますが、それが原因でにいちゃんはゆいの前から姿を消してしまいます。
高校生になったゆいは、偶然再会したにいちゃんに「ずっと忘れられなかった」と告げます。それから、ゆいはにいちゃんの言いなりになるのですが……。
はらだ先生すごい……と読み終わったあと、しばし呆然としてしまいました。
最初こそ、ゆいはサイコパスなクズ男に性的搾取され、壊れていくように見えるのですが、にいちゃんの壮絶な過去が明るみに出るにつけ、加害者と被害者の関係が反転していきます。歪んで歪んで、歪みきった二人なのに、行き着く先はなぜか穏やかで、「普通」ってなんだろうと考えてしまいました。テーマは重いのに、なぜか小気味よく読めてしまうのも、はらだマジック。
リバがあるので苦手な人はご注意を。
感情タグBEST3
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最高の胸糞BL
下衆を愛しく表現出来る才能が無双で毎度どんな思考回路してるんだと引く。尊敬しかない。ありがたい。
狂ったにぃちゃんに狂わされたゆい、挙句にはにぃちゃんを更に狂わせる狂ってしまったゆい、BLとは何か哲学させられる作品です。
執着なのか肉欲なのか、リベンジポルノという単語が出て来ますがそんな陳腐な表現で登場人物の関係性を言い表せないです。
ある意味清く真っ当な純愛にも思える、一種のストックホルムなのか、にぃちゃんもゆいも恋に恋をしているのか、ただ寂しさを埋めてくれて自分の存在を肯定したくてお互いが同じ所まで堕ちろと足を引っ張る、元には戻れない、やり直せない(一般人として)、普通になれない(人間として)、普通って何だ、の葛藤描写が何とも胸糞悪くて素敵です。
こういうBLを求めてました
綺麗事ではないリアルな人間像を、見事な構成で描き切るはらだ先生は、さすがとしか言いようがないです。この作品も緩急が凄く、心底さまざまな感情をえぐられ、読み終わった後もしばらく胸の中に希望とモヤモヤが残りました。
自分を含め、人間とは少なからず世間を気にして、自分を押し込め、偽りながら暮らしているものです…だが、それが病気であると言われるほどにマイノリティであったなら?多数派の常識に従わせて更生を押し付けるのは誰のため?
徹底的に躾直されることにも従ってしまった豆腐メンタルの景、分かり合えないなら切り捨てることを選べる強いゆい。どちらにしても、結局は現実からのしがらみを捨てきれず薬物に堕ちる。もっと母親が子供の気持ちを尊重していたら…とつい考えてしまうけど、負の連鎖ってそう言う単純なもんじゃない気もします。
完璧に世間に混ざることもできないし、完璧に自分の信じた愛で満たされると言うわけでもない。
何を選んだとしても、それなりの対価が付き纏う。そういった完璧でない現実を、目を背けず、かつ美しく描かれた秀作です。
深い
最後で少しゾクッとしました。色々と考えさせられます。
自分がされたことと少年を重ね合わせていた男とその男を愛す少年。
あまりこのような作品を読んだことがなかったので新鮮でしたし、とても面白かったです。はらださんの他の本を一度読んだことがあったのですが、ずいぶんとテイストが違ったように見えました。
良かったです。
何故もっと早く読まなかったのか
はらだ先生の作品の中でも唯一読んだことのなかった作品。というのもショタものが性癖では無かったから。
試し読みしたらまんまと気になってしまって購入。ショタもの、なんて言葉では言い表せない作品であった。
どうしてもっと早く読まなかったのか。昨今ではセックスがメインのAVのような商業BL漫画が増えているが、セクシャルマイノリティに対する偏見やしがらみを孕んだ作品はやはり評価するべきだと感じる。この作品ははらだ先生の作品内で特にそれが深く表現されていると感じた。
終わり方には賛否両論あるかもしれない。これからも2人は同性愛の弊害を何度も目の当たりにしては絶望するだろう。逆にそこまでのリアリティがある。早くそうした弊害の無い世の中になるといい。BLを普段読まない人にはどギツイ性描写がある為不快に思う人もいるだろう。それでも読まない人にこそ読んで欲しい。こうした世界はフィクションではない。必ず存在している。性対象に関わらず世の中の一人一人が、マイノリティの世界を理解し認める必要がある。
考えさせられ過ぎる作品だ。しかし全く苦では無かった。良作としか言いようがない。迷う前に一刻も早く読んで欲しい。
こんなに深い
すごかった。とにかく、この作品に引き込まれた。景の過去とか、その過去とゆいの繋がりとか、話が進むにつれてどうして景があんな姿になってしまったのかとかがわかったり、どのページも内容が濃くて、1秒たりとも目が離せないような感じだった。とにかくはらだ先生はすごい、、、。
匿名
とにかく好き
ありとかなしとかではない愛の形。依存とかいう一言で終わらせるには足りないと思った。正しい愛とは何か、彼らは悩み続けるのかもしれないが二人の世界は永遠に絶えることはないのだなと確信をもっていえる。それが素晴らしいと思った。
衝撃的 普通ってなんだろう…
BLマンガにも様々なジャンルがあるけど、こちらのような作品は初めて読みました。
読後感は…胃の腑がひっくり返るような感じ…ですかね。
一番許せないのは幼少時のにいちゃん(景くん)を手にかけた男。
二番目に許せないのはにいちゃん(景くん)の両親。
一番好きなのはまいこかなー。あの年齢で少々達観し過ぎてるような気もするけど。
この子の経験を思えば無理もないか。いい子だと思いました。
もし、ゆいがにいちゃんに出会わなかったらどうなっていたんだろう。普通の学生時代を過ごしていたんだろうか?
普通とはなんだろう などと考えてしまいます…
匿名
ずっと読もう読もうって先延ばし続けてやっと買いました。思ってたよりわーおな内容だったけどはらだ先生っぽいし、やっぱ凄い考えさせられる作品でした!共感できる部分もそうじゃない部分も沢山あって、凄い言いたいこと沢山あるけど最後の方でゆいの目がキラキラしてて泣きそうになりました。最後のゆいの描写は色んな人の考察とか聞いてみたいなと思いました。
焦燥感
これはBLだけど、超ディープなヒューマンドラマ。普通って何?大多数から外れたら異常なのか?すごい考えさせられる作品。
こちらまで焦燥感?不安感?に襲われるけど見るのをやめられない感じが最高でした
これは…好きです!!!
ショタ時代に手を出された主人公(黒髪美少年)とそのショタに手を出したが過去に同じ事をされトラウマを持って歪んでしまった"にいちゃん"(イケメン)のお話でなかなかショッキングな内容の筈なんですが、書き手であるはらださんの描き方だとサラッと読めてしまう個人的にはエロも重さもとても丁度良い感じの話でした。
カップリングの好みが激しい人は途中からリバ描写が出てくるので少し注意です。
私は基本リバ苦手なんですが…この"にいちゃん"は過去おじさんに手を出されて性格歪んでしまった異常な性質と、
実はその裏には親や他人を恐れている自分を否定し続け臆病でビクビクしてる性質があって
主人公にリバされた辺りからかなり受要素出てきてリバもぜんぜんイケました!
主人公は見た目以上に男前です。
こういう内容もありなんだなと気付かされたしなによりはらださんの描くストーリーが抜群に良かったです!
ゆいくんかわいい
幼少期ゆいくんがちぃこくてほんとにかわいい…。
にいちゃんはゆいくんへの復讐のために利用してるものかと思っていたら実は…みたいな感じで感情ぐちゃぐちゃになって面白かったです。メリバ最高。
脱帽…
はらだ先生最高…としか言えないような作品でした…。途中もやっとする描写が多々ありますが、しっかり一冊でまとめられているのはすごいなと思いました。ふつうってなんなのかなっていうのが一番の感想です。
ドロドロ
BLとかあまり読まないけどこういうドロドロは引き込まれてしまう。ぐちゃぐちゃで闇があってすごく好き。普通とは何かというテーマがすごく好きです。太宰治とかの小説好きな人にはいいかもしれない。普通が強要されない世界になりますように。
匿名
最高?
ずっと読んでみたかった作品で遂に購入しましたが、もう、なんて言ったらいいのかわからないです。
これをBLとして読んでいいのかわからないし、すごくあり得そうな話で胸が痛くなる部分が多々あったし、色々複雑なお話でしたが、色々逆転するのが私は刺さりました。
そして舞子ちゃんの性格が好きすぎました。一番好きなキャラです。
最高?でした。
匿名
覚悟して読みべしはらだ作品
カラーレシピ、ハピクソとはらだ先生の作品を読んできて「にいちゃんはやばい」と聞いて覚悟して読んだ。にいちゃんのドロドロの感情がこっちまで押し寄せてきてなんとも言えない感情になった。こんな愛の形もあるんだなと。
はらだ先生の作品はいつも(完結作はこれとカラーレシピしか読んだことないが)終わり方が好き。その後を考えさせられる。
やばいしか言えない
やばいまじで...こんなジャンル初めてなので感動しながら見た
マジで最高ゆい兄ちゃんのことだいすきでかわいい,,
兄ちゃんの方もかわいそうかった
そして
エロい
ショタものは苦手だったのでずっと手を出せずにいた作品。親ガチャに外れた淋しい少年たちが優しくしてくれる大人に執着してそれを愛だと勘違いしてしまう、ゆいも景もよく言えば純愛だけどただの偏執に見える。とても不穏な終わり方をしたけれど、景はもう心が壊れちゃってるし、二人はきっと破滅へ向かっていくのだろうと思うと胸が痛い。元凶のおじさんが新しい家族とよろしくやっているのが非常に腹立たしかった(しかも覚えてない!)とても考えさせられる大問題作ですが、読んでよかったです。後日談で、景が見せた困ったような笑い顔の意味は私には読み取れなかった…どなたか教えて。あと、まいこちゃん好き。
これぞ狂愛。
はらだ先生の作品はどれも面白くてえろくて素敵ですが、この作品は本当に屈折しまくってて胸に刺さる。大人に良いように扱われて影響されてその道でしか生きられなくなった末、同じことを繰り返すことでしか満たされない。そして憎まれるべき相手に愛される。
このまま共依存して堕ちて行ってしまうのかな?
幸せな未来を築いて欲しいと願っています
どなたか良い監督に映画かドラマにして欲しいなぁと思っちゃいました。もちろん描写は気をつけなければいけませんが、すごく良い作品ができそう。大人と子どもの純愛ものって、作り手側も慎重になるから、良い作品が多いんですよね。この作品の場合、演者さんの演技力がめちゃめちゃ必要になりますけどね(^_^;) 何せ、にいちゃんの目の表現力が半端じゃないですもんね。全ては目で語られてるといっても過言じゃないのでは? それくらい痺れたし怖かったです^ ^ ゆいの透明感や心の強さ弱さなんかも、実際に表現するのは中々難しいだろうな。それくらい圧倒されましたね。終わり方も良かった。巻末の「ゆい」の方ですが。
マジで最高すぎた
鬱系大好きな人にならぜひ読んでいただきたい作品です。にいちゃんが最高すぎました。嘔吐シーンもあって、にいちゃん不憫すぎてほんとになく。
この雰囲気が好き
暗くて鬱って感じの話だけど最後は綺麗に纏まったかなって思います。
まいちゃんがゆいのおかげ?で色々と吹っ切れて結構変わっていく感じとかも良かったです。
にいちゃんがどんどん弱っていく感じが最高でした!
単なるBLではない
はらださんの作品は初めて拝見致しましたが、幼い頃のトラウマに悩まされ、誰かを傷つけることでしか救われないという現実に起こっている問題がすごく丁寧に表現されているように感じました。一般的な好き、嫌いでは測れないもっと人間の心の深いところで2人は繋がっているような気がします。個人的には明るいハッピーエンドとはいえませんが、どんな困難な道でもお互いそばにいることを決意した…けど実際は家族や学校など他の大切なものを切り捨てることはできないと、2人がそれぞれに葛藤しているのが伝わってきてこれが同性愛の難しさなのかなと改めて考えさせられました。
すーごく闇
ずーっと気になりつつもなかなか手を出せなかった作品。レビュー通りというか予想通りの闇でした。なんとなく映画「完全なる飼育」を思い出すストーリー、全く別物であるようで根底は同じような。ゆいが最後は完全ににいちゃんより上になってて少しおかしくも、薬に溺れていかないか不安になるラストでした。にいちゃんの表情の描き方は素晴らしいほど感情が読み取れる。
虐待というか、ゆいを痛めつけるシーンは怖いし痛々しすぎる。最初はあの頃のにいちゃんを忘れられずにいるゆいが良いように利用されていたのに、いつの間にか形勢逆転!この逆転劇には驚きました。
にいちゃんの暗い過去が辛かったし、自分に起きた辛い経験を繰り返すことでしか救いの道を探せないにいちゃんが切なかった。そして何をしても救われていないのも悲しい。これからゆいと過ごして幸せになれればいいけど‥‥。
でもそもそも犯罪者だしなぁ‥‥。
なんだかとても複雑です。
私的に舞子が威勢が良くて好きです。
匿名
読み応えのある一冊です。
世間の偏見に真正面から向き合った作品と感じました。
地雷はあまり無い方ですが、この作品はしんどかったです。復讐心、自分のいる地獄まで引きずり落とす為ゆいを凌辱するのが苦しくてどんよりした気持ちで読み進めました。私の救いはゆいは何されてもにいちゃんが好きってことでした。物語は急展開を迎えにいちゃんが改心する方向へ進み2人の関係は明るい未来へ、、、なんだけど描き下ろしで今度は親、世間との戦いが待ち受けている終わり方で。祝福されない、本当のこと言えない、嘘つかなきゃいけないとマイノリティには生きずらい世の中だよね、、、。多い方が普通なの?普通ってなに?と考えさせられます。
大人と子供の恋愛がいけないという真っ当なことは思わないけど笑、子供だった頃のにいちゃんはおじさんのことを愛していたとしても性的なラブが理解できていたのだろうか。おじさんの方は愛じゃなくて性癖なだけじゃん?にいちゃんをせめて少しでも思い出してくれたら、、、にいちゃんがかわいそうで心臓抉られた。おじさんに嫌悪感。でも恋焦がれた相手の今を知って魔法が解けることはありますよね笑
なんとも言えない読後感…
一部の人にしか受け入れられない感じの内容でしたが、私は嫌いじゃなかったです。キュンキュンとかは正直ないですが、色々と考えさせられるテーマでした。最後はゆいとにいちゃんの立場が逆転しているのにゾワッとしました。ハッピーエンド?なのかな一応、、、。あとリバ表現あるので地雷の方は気をつけてください!!
衝撃的
今まで出会ったことがないくらい衝撃的な作品。他の人のレビューとか見て、後味悪いしBL上級者向けの作品って知ってたけど、気になって購入しました。思った以上にすごい作品でした。これは単なるBL作品ではないです。恋愛とかそういった類に分類されるのは適さない作品やと思います。お互いがなにか欠陥を抱えていて、現実を否定して、将来も見えない。ダークダークな作品で、誰も幸せになりません。覚悟を持ってみないといけない作品でした。