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小学生の頃、近所のにいちゃんに遊んでもらっていた“ゆい”。優しくて親切なにいちゃんですが、次第にその本性を現し、ゆいにキスしたり体に触ったりしはじめます。怖くなったゆいは、にいちゃんの元を逃げ出しますが、それが原因でにいちゃんはゆいの前から姿を消してしまいます。
高校生になったゆいは、偶然再会したにいちゃんに「ずっと忘れられなかった」と告げます。それから、ゆいはにいちゃんの言いなりになるのですが……。
はらだ先生すごい……と読み終わったあと、しばし呆然としてしまいました。
最初こそ、ゆいはサイコパスなクズ男に性的搾取され、壊れていくように見えるのですが、にいちゃんの壮絶な過去が明るみに出るにつけ、加害者と被害者の関係が反転していきます。歪んで歪んで、歪みきった二人なのに、行き着く先はなぜか穏やかで、「普通」ってなんだろうと考えてしまいました。テーマは重いのに、なぜか小気味よく読めてしまうのも、はらだマジック。
リバがあるので苦手な人はご注意を。
Posted by ブクログ
表紙やレビューから受けた暗い印象より、ずっと希望に満ちた前向きな話だった。BLというよりは型に収まらない、「こんな愛もありですよ」という懐の広い感じ。
大人が子供に手を出してはいけないのは、なぜか。子供は自分の選択に責任を持てないから(持てるだけの立場と知識がまだない)。その一言に尽きると思っている。だから取り返しのつかないことはしてはいけない。
でも、取り返しのつかないことがもし起きてしまったら、その先は?当事者たちが大人になって受けとめた結果、それが愛となってもいいんじゃないか。他人にはとやかく言えない。
フィクションだから許されるファンタジーではあるけれど、愛を信じたゆいと、その愛を受け入れた景はきっと幸せなのだと思う。
あと、さばさばした舞子ちゃんがとてもかっこいい。
僕の中のNo.1神BL
僕が一番好きな作品です
はらだ先生を知ったきっかけの本です。
メリバ、共依存、病みで検索したら
おすすめの先頭に出てきてお試しを読んで
まさかの小児性愛にびっくり。
だけど景にいちゃんの見た目がドストライクで
ゆいも可愛いし、で本編購入。
それまで甘々幸せラブラブBLばかりを
読んできた僕には大打撃でした。
まさか小さい頃に悪戯されたことが
トラウマどころか続きをしてほしいなんて
もうタブー何乗だよこれ!って大興奮。
ゆいに比べて景にいちゃんは色んな顔を
見せてくれて同じ人なのに全部別人みたいで
何回も美味しい男だなって思った。
なんか中盤は主人公がしちゃいけない顔してた笑
僕は舞子は嫌いじゃないけどちょっと
達観しすぎてわざとらしいというか…
あまり好みではなかったですね。
彼女の活躍で景とゆいがうまく行った部分も
あるんであれなんですけど…
描き下ろしが若干ヒリヒリとして一縷の不安を
落とし込んだ感じの終わりではありましたが
はらだ先生はちょこちょことご自身の作品の
冊子やら特典ペーパーやらを
出してらっしゃるのでそれを読むに
ああ2人はその後も幸せになるため前向きに
頑張ってるんだなあって安心できました!
特に景がヘタレ可愛いんで本編で2人の
その後を不安に感じてる方は是非ともw
本当に好きですこの作品。
こういう鬱で暗い話、大好きです
はらださんの重くて暗くて病んでる内容が好きで、『やたもも』のももと同様、登場人物の家庭環境や背景が描かれていてグッと引きこまれます。そして痛々しくて切なく、画力が上がってさらにエロくなってます。はらださんの暗くて重い話が好きな人は絶対読んだほうがいいです。
生きづらい
普通ってなんだろうって言う問いがこの本のベースにずっとある感じで、世の中の"普通"に矯正されて生きていかなきゃ生きづらい、けど"普通"には生きられないていう、誰しもがどこかで大なり小なり抱えるような悩みをテーマにしていて、考えさせられました。BLという括りではあるものの、女の子がすごく推せました。
震える
はらだ先生と初めて出逢ったのがこの作品。
ラストに震えて、読後は衝撃に放心。
そしてBL業界まだまだやれる、と定番とマンネリにもうできることないっしょ?って決めつけていた自分に喝!
ぜひ皆さんにも震えて頂きたい(色んな意味で
まるでショートムービー
前評判と試し読みのインパクトで購入。
BLとひとくちで言い表せない深みのある内容でした。
ほとんどレビューはしないのですが、これは読み終わっても色々考えてしまう。
序盤での惹きは言わずもがな、中盤の急展開では「そう来るか」とびっくりさせられました。そこから先はどちらかと言うと"にいちゃん"より"ゆい"の方が狂気じみた執念深さに怖くなりました。
子どものときの体験って、大人のそれより印象深いから洗脳しやすい、だからこそ子どもは守られる存在なんだろうと感じましたね。
メリバの解釈は何を軸に考えるかによると思いますね。当人同士が想いあって幸せになるのは確かに良い事だけど、もし"にいちゃん"に出会ってなければ普通に生きていけただろうし、仮面を被って家族と接することも無かっただろうし。
周りに言えない、認められない関係っていうのは結局後々苦しくなっていくんだと思います。
そして、どう見てもゆいは依存性のある子だからこの先いけない物にもだんだん歯止めが効かずに染っていきそうな雰囲気がありましたし、長い目でみると間違った道に進んでると個人的には結論付けました。
色々な解釈を想像させるラストシーンは、これ以上ないほど素敵だったと思います。
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