あらすじ
強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角(どつかく)”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!? たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう! 解説:朝加昌良
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Posted by ブクログ
岩塩鉱で謎の病が発生し、ほとんどの人が亡くなる壊滅状態の中、生き残った奴隷のヴァンと孤児のユナ。怪我をしているところを助けられ、彼らを故郷オキに連れて行くトマと、オキにいる家族たち。一方で、岩塩鉱の病を調査し、逃げた奴隷ヴァンを追う医師ホッサルと従者マコウカン。全く架空の話ながら、世界のどこかにそんな場所がありそうな設定で、世界観が掴めてくると徐々に引き込まれた。ファンタジーは久々に読んだが、王国の統治の歴史にまつわる争いや、人々の貧富の差、また黒狼病の行方など、重めのテーマも扱っており、読み応えがありそうと感じた。タイトルの鹿は、おそらく飛鹿のことだと思うが、王とは鹿自身のことを指すのか、それとも元飛鹿乗りのヴァンが関係してくるのか、全貌がまだまだ見えないので、引き続き読み進めたい。