あらすじ
コンクールに向け、新体制が始まる。
夏の定期演奏会、最後の曲
「新世界より」の演奏が終わり、
3年生が引退した。
季節は夏から秋へ―――
2年生が中心になった
オケ部はコンクールに向けて
練習を始めるのだが…!?
ヴァイオリンをやめた青野一は、ある日出会った。少女と、そしてオーケストラと。
それまで一生懸命に取り組んでいた音楽をやらなくなり、気の抜けた生活をしていた主人公の青野は、担任の先生である武田先生の策略により、ヴァイオリンを練習する秋音律子と出会う。あまり上手くない演奏をしていた秋音は、先生が所属していたオーケストラ部に入るために練習をしていたのだった・・・。
この作品の特筆すべきところ。一つ上げるとすれば、音楽って素晴らしいと思える演奏中の描写。目を瞑れば旋律が聞こえてくるよう。作中の世界に入ってみたいと思ったことも数知れません。
もちろん音楽だけではありません。登場する皆にも注目です。主人公を含め、出てくる皆には悩みがあります。そんな悩みにぶつかりながら解決するところは、自分のことのように喜ばしいです!どんな話が進んでいくのか、どんな曲を演奏していくのか。続きをどんどん読みたくなる。そんな作品です。
感情タグBEST3
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重め
これまでシリアスで重めな話はハルちゃんのところのみでしたが、この巻は先輩たちの話です。
部活ではよくあるけど目を逸らしがちな部分を深く描いてあります
これも青ですね
定期演奏会良かった…!
YouTubeで「新世界より」の各楽章を聴きながら&オーケストラの映像を観ながら読みました!こんな風に演奏してるのかー!と実感しながら読めるので盛り上がる…!!
三年生が引退してしまって寂しい上に、各パートはちゃめちゃの状態になってしまって心配ですが、これからなんとか立て直して頑張ってほしい…!
人間関係にチートは無い
まさに青春の1ページ。
人間誰しも人に嫌われたくは無いけど、もしそんな行動を取るならそれなりの理由がある。
そんな人間模様が上手に描かれていて、とても面白かったです。