あらすじ
近衛騎士団副団長のシメオンと結婚し、伯爵家の若夫人として、また小説家としても充実した日々を過ごすマリエル。王太子の結婚式に向け国内が華やぐ中、フィッセル国の次期女王が訪問することに。シメオンを見初めたという王女は護衛任務についたシメオンにエスコートをさせ、見せつけるような態度をとってきて……!? 華やかな王都、そして海上の城を舞台に人々の思惑が交錯する――。シリーズ第十三弾、オール書き下ろしで登場! ※電子版はショートストーリー付。
...続きを読むクララック子爵家のご令嬢であるマリエルは、茶色の髪に茶色の瞳を持ち、これといった特徴がなく地味で目立たない18歳。眼鏡をかけていても存在感がないはずの彼女のところへ持ち込まれた縁談のお相手は、名門・フロベール伯爵家の嫡男で文武両道、王太子の覚えもめでたく、出世株の筆頭として令嬢たちの憧れの的である近衛騎士団副団長のシメオンだった。何もかもが格差だらけの婚約だけど、例え妬まれたって笑われたって馬鹿にされたってマリエルは平気です、何故なら彼を愛しているから…ではありません、彼には萌えが詰まっているから! 見た目は穏やかなのに腹黒系眼鏡美青年だなんて属性盛り過ぎ! でも、何を考えてこの縁談に乗ってきたのかは疑問しかない…んだけど萌えには勝てません!ということで成立したこの婚約から始まるお話は、テンポがよく、事件が起こって山あり谷あり、そしてマリエルの萌えがマシンガンのように語られます。何かを好きだと思う気持ちが誰かを好きだと思う気持ちに変わっていく様子がとてもわかりやすく書かれていて、素敵でした。ハイテンションな萌えトークに圧倒されたい方に、特におすすめしたい!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
相変わらずの2人。
毎回毎回、事件に巻き込まれる。
今回は、あらすじ読んだ時になんと不穏な(2人には絶対的な絆はありますが‼︎)と思ったけど、そーいうことねと安心しました。
ただ、これからの情勢やナイジェル卿の立場など心配はいっぱい。
それでも、最後にはなんとなくそうかなーな予想通りの新たなビックリ⁈もあり楽しめました。
次回も楽しみ。
Posted by ブクログ
あー、マリエルとシメオン様も結婚しちゃったし、このまま尻すぼみに……ならなかった!!やっぱりマリエルは面白い!そして、こんなとこで終わるー?!