【感想・ネタバレ】マリエル・クララックの迷宮【特典SS付】のレビュー

あらすじ

伯爵家嫡男にして近衛騎士団副団長の旦那様シメオンと共に、輿入れする王女の付き添いで隣国へ向かったマリエル。心弾ませる一行が案内されたのは、埃くさい小さな離宮だった。これは王女の義母となる大公妃からの嫁いびり? 困惑するマリエルたちの前に現れたのは、チャルディーニ伯爵こと怪盗リュタンで――!? 古代の遺跡が残る公国の都で暗躍する影とは……? 大人気シリーズ第十二弾、オール書き下ろしで登場!

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クララック子爵家のご令嬢であるマリエルは、茶色の髪に茶色の瞳を持ち、これといった特徴がなく地味で目立たない18歳。眼鏡をかけていても存在感がないはずの彼女のところへ持ち込まれた縁談のお相手は、名門・フロベール伯爵家の嫡男で文武両道、王太子の覚えもめでたく、出世株の筆頭として令嬢たちの憧れの的である近衛騎士団副団長のシメオンだった。何もかもが格差だらけの婚約だけど、例え妬まれたって笑われたって馬鹿にされたってマリエルは平気です、何故なら彼を愛しているから…ではありません、彼には萌えが詰まっているから! 見た目は穏やかなのに腹黒系眼鏡美青年だなんて属性盛り過ぎ! でも、何を考えてこの縁談に乗ってきたのかは疑問しかない…んだけど萌えには勝てません!ということで成立したこの婚約から始まるお話は、テンポがよく、事件が起こって山あり谷あり、そしてマリエルの萌えがマシンガンのように語られます。何かを好きだと思う気持ちが誰かを好きだと思う気持ちに変わっていく様子がとてもわかりやすく書かれていて、素敵でした。ハイテンションな萌えトークに圧倒されたい方に、特におすすめしたい!

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購入済み

アッサリしていて面白かった。読み始めたらサラリと読み終わってしまった。マリエルもすっかり大人になったなぁ。始めの頃の爆笑する面白さやニヤニヤドキドキする事も少なくなったけど、やっぱり次も読みたくなります。セヴラン殿下の出番が少ないと突っ込みが居なくて寂しい。でも最後のSSはセヴラン殿下だったので嬉しいな。

#笑える #ハッピー #ドキドキハラハラ

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

シリーズ12作目にして、遂にマリエルがラビア公国へ!!ダリオが意外とアンリエット王女と仲良くなれそうで楽しみ。

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2024年06月14日

Posted by ブクログ

中世の架空の国を王族、貴族を舞台にした謎解きファンタジー。主人公は地味な見た目でありつつも、前向きで明るく、頭脳明晰で作家という男爵令嬢だが、ふとしたきっかけで腹黒参謀風の美成年に見初められるというラブコメ話だが、主人公の物の考え方や性格の設定、周囲の人物像が面白い。気楽にあっという間に読めてしまえるので、息抜きしたい時にお薦め。

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2024年07月10日

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