【感想・ネタバレ】86―エイティシックス―Ep.2 ―ラン・スルー・ザ・バトルフロント―〈上〉のレビュー

あらすじ

共和国の指揮官(ハンドラー)・レーナとの非業の別れの後、隣国ギアーデ連邦へとたどり着いたシンたち〈エイティシックス〉の面々は、ギアーデ連邦軍に保護され、一時の平穏を得る。だが――彼らは戦場に戻ることを選んだ。連邦軍に志願し、再び地獄の最前線へと立った彼らは、『隣国からやってきた戦闘狂』と陰で囁かれながらも、シンの“能力”によって予見された〈レギオン〉の大攻勢に向けて戦い続ける。そしてその傍らには、彼らよりさらに若い、年端もいかぬ少女であり、新たな仲間である「フレデリカ・ローゼンフォルト」の姿もあった。少年たちは、そして幼き少女はなぜ戦うのか。そして迫りくる〈レギオン〉の脅威を退ける術とは、果たして――? シンとレーナの別れから、奇跡の邂逅へと至るまでの物語を描く、〈ギアーデ連邦編〉前編! “――死神は、居るべき場所へと呼ばれる”

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良き

キャラクターもキャラの心理描写も戦闘の描写も良き。もうこの物語めちゃお気に入り。
自分はアニメから入って、アニメがここまでだったのでこの続きが気になってました。

#切ない #感動する #エモい

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2024年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

レーナと再会するまでのシン達の物語が知れる。
共和国でも最終防衛がレギオンに突破されてすごいドキドキ!レーナの鮮血の女王っていう名前もまたいい
次の巻が楽しみ!!

0
2022年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語が一区切りを迎えたかに思われた彼らの歩みが、再び新たな局面を迎える今作。舞台を移し、関係性を再構築しながらも、根底に流れるテーマは一貫して「戦いの意味」と「生きることの重さ」にあります。

本作の魅力は、キャラクターたちの内面の揺らぎを丁寧に掘り下げる筆致にあります。とりわけシンの静かな葛藤や仲間たちとの関係性の深化は、単なる戦記ものとしてではなく、人間ドラマとしての重みを与えています。

ギアーデ連邦という新たな環境における軍事的・政治的な緊張感、そして〈レギンレイヴ〉の登場により戦闘描写にも一層の臨場感が生まれ、作品世界に厚みを加えています。

また、フレデリカという新たな登場人物が、戦場においても人の温もりや情を忘れさせない存在として機能している点も印象的です。彼女の役割は単なる癒やしにとどまらず、物語に深い示唆を与える存在でもあります。

安里アサト氏の筆は、戦争という過酷な舞台を描きながらも、決して無機質にはならず、登場人物たち一人ひとりの人生に静かに寄り添っていきます。読後には、静かな余韻とともに下巻への期待が自然と高まる、そんな一冊でした。

0
2025年07月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人として扱われず戦いのためだけに使いつぶされるエイティシックスたち。
それでも生き残った彼らが最後に与えられるのは、戻ることの許されない偵察任務だった。確実に死ぬための手段として。
シンたち5人が終わりのある自由としての旅路の果てにたどり着いたのは、レギオンを生み出した後帝国を打倒したギアーデ連邦だった。
憐れまれ保護された彼らが選んだその先は。
レギオンが全ていなくなるまで、彼らは憐れむ者たちが望むような未来を夢見ることはないのだろう。
そこにかつての仲間たちがまだいるのだから。

0
2022年07月03日

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