あらすじ
この現実と異なる謎だらけの危険な裏世界、その開拓を進めていく空魚と鳥子。ふたりが出逢う新たな怪異とは? SFホラー最新巻
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Posted by ブクログ
「紙越さん、泣いてたじゃないですか。私の膝枕で」
潤巳るなの言ったその一言が引き金になったのか、今回は膝枕の怪談に振り回されました。鳥子が度々口にする裏膝枕、気が付くと乗せられている電車内、徐々に近づいてくる〈猿夢〉。段々とヤバくなってくるのは分かるのに、その中心にあるのは膝枕で何かおかしいし、何をされそうになっているのかが分からないのが殊更恐怖を煽っている様に感じました。最後に喫茶店で目覚めてからも、本当に膝枕の呪縛から逃れられたのか、いまいち確信が持てなく恐怖が後を引いている感じがしました。
後半の話では戸館さんの話に出ていた熊が登場。怪談の怖さとは違う、野生動物と対峙した時の怖さが出ていました。
熊から逃げた先では〈かたす駅〉が登場。数の差もあり今までで1番の窮地に陥りましたが、鵼になる事で中間領域の様相を変える事に。窮地に陥った空魚は毎回、斜め上の解答を出してくるので驚かされます。
最後に出てきた熊の死体やホーンドマンが次回の話になると思いますし、楽しみにしております。
Posted by ブクログ
前回最後の鳥子のおっかない一言「膝枕って、なに?」の続きから始まる今回。鳥子が示す嫉妬への罪悪感でこんな恐ろしい怪異に遭遇する空魚にちょっと同情しますね。さて今回は、前回蒔かれた種が育ってきたことを確認する回でもあって、特に<カイダンクラフト>の使われ方が興味深い。それに加えて裏世界寄り中間領域への対応も新たに見出されて、これらが今後の展開にどう活かされていくのかが楽しみです。続編をお待ちしております(次も1年後かな…)。
前巻感想で『何とも懐かしい逸話の集大成』と記したが、今巻は裏世界に改めて向き合う上で色々な伏線がバラ撒かれた様な…。
接点の薄かった人物間の繋がりが出来て、次巻以降より複雑な裏世界からの干渉を引き起こすのか…、色々と気になってしまうので早めの続刊を望むばかりです。