あらすじ
日本全土は飯生により操られ、さらなる支配拡大の為に「電波塔 ii（イイ）」なる悍ましきものまで造られたのでございます。電波に乗せられた洗脳波を阻止すべく、夏羽たちは飯生に反抗し怪獣化した壊堂と「ii」がぶつかる機を窺うのでございますが、その間にも次々と街は破壊されてゆき…。惨状を目の前に複雑な気持ちは押し殺し、各々が作戦実行に動く中、壊堂撃退の為に飯生が出動させた軍隊に彼（か）の者の姿があり…。
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「泥田坊」と呼ばれ、奴隷のように暮らしていた夏羽。
夏羽の住む村で家畜が次々に変死する事件が起き、それを解決するためにやってきた隠神という男と出会ったことで、夏羽の人生は一変します。
古来よりこの世に潜み、人に見つからぬよう、人と関わり合って生きるもの、「怪物」。
その怪物と人間の間に立って活動するなんでも屋さんとして、"怪物屋さん"と呼ばれる「隠神探偵事務所」のメンバーとなった夏羽は、様々な人や怪物たちと出会い、成長していきます。
なんでも屋さんの活動から、徐々に激しい戦いに巻き込まれていくのですが、夏羽の強い意志やまっすぐな優しさが周囲を動かし、だんだん協力者や仲間が増えていくのが熱い！
屍鬼や化狸、アラクネ、化狐など、たくさんの怪物たちが登場しますが、それぞれが独自の生態系を維持するための工夫をしながら、現代社会の中で暮らしています。人間と協力関係を築いていたり、外界を完全に遮断していたり、多様な暮らし方が描かれているところも興味深いです。
また、やんちゃで短気っぽいのに実はクレバーな戦い方の識など、意外な一面を持つキャラクターが多く、次は誰がどんな姿を見せてくれるのだろう、とわくわくします。
妖怪が好きな方、少年マンガらしい熱い作品を探している方にぜひ読んでいただきたいです！
感情タグBEST3
匿名
個性的なキャラクターが
たくさん出てくるけど、夏羽くん筆頭でみんな良い子で、バトルシーンも迫力あって、わくわくします、これからの展開が気になる
すばらしい
「地形」を描けて「世界」を壊せる作家は超希少であり
藍本松先生はそれができる数少ない作家の1人だと思った
怪獣が街を壊し、怪獣が闊歩する
その怪獣がどうやって成立してそれに敵対する者がどういう思想と思考でいるのかを描く
超希少な漫画を観ている
それができる能力があっても単行本が売れずに道半ばになった作家も山程見てきた
怪物事変はやりきっている
すごいと思う
匿名
ゴ◯ラ退治編
メン◯ラ黛ちゃんは最高に拗らせて暴走からの退場
御影くんは贖罪の長い長い旅路へ
割とあっさり戌神さんが復帰できて何より！
飯生の味方は野火丸だけになったけど
野火丸は最後にどんな選択をするんだろうか…
Posted by ブクログ
今巻は重い展開も多いですね。
まさか、と思ったのはきらきら組。やはり、と思ったのは御影。ですがどちらも、これはこれで美しい展開ではあると思いました。
そして、ここに来て正統派お助けヒーローのような動きをする彼が熱い。
この漫画は結構さっくり退場してしまうことも多いので覚悟はしていても毎回なんだか物寂しくなります。
そろそろ終わりも近いのかな。唯一の味方になってしまった彼の台詞がなんとなくの後味の悪さを残します。
