【感想・ネタバレ】村上海賊の娘(一)のレビュー

あらすじ

時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊――。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景(きょう)だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦(かんぷ)で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く――。本屋大賞、吉川英治文学新人賞ダブル受賞! 木津川合戦の史実に基づく壮大な歴史巨編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「軍船に女を乗せること堅く禁ずべし」この真の意味を知った時は震えました!
そしてそこからの長い戦闘シーンは一気でした。
全ての登場人物が生き生きと描かれていましたが、特にあの泉州言葉!
私も関西人ですが、本当に大阪南部の言葉は荒っぽいw(個人の感想)。
その言葉遣いが特に真鍋家の海賊や、泉州侍を生き生きとさせていたと思います。
作者は大阪生まれらしいのですが、ほとんど広島から東京なので、どうやってあの言葉をひねり出せたのか不思議。
当時の人々が自家の存続に心を砕き、ある者は栄え、ある者は散っていった。また、一向宗の門徒はひたすら極楽浄土を信じ、突き進んだ。
巻末に多くの歴史資料がありましたが、そこからの史実をもとに紡がれた物語だけに、彼らの生き様は真実ではなかったかと思ってしまいます。
能島の姫も無事にどこかに嫁げたようですが、やはりその後も生き生きと暮らしたと思いたいですね。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うっひょー! 七五三兵衛(しめのひょうえ)かっちょいいー! 醜女扱いが長かった景(キョウ)が無邪気に酒宴で酔いつぶれた夜、夜這いをかける不届きな泉州侍たち。そんなこともあろうかと見張りをしていた七五三兵衛が男たちと一悶着。起きた景は目を輝かせ『夜這いか? 夜這いなのか?』とむしろワクワク。七五三兵衛に向ってもお前もそうなのだろうと尋ねる。答えて曰く、『心肝(こころぎも)を盗りに来たんやしよ』=心を盗りにきた。ああ似ても似つかないのに兵衛が蓮様に見えるー!

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋大賞、吉川英治文学新人賞ダブル受賞作品は、織田信長と大坂本願寺の戦いを描く戦国時代の瀬戸内海の海賊の雄、村上海賊が主人公。
文庫本では全4冊、第一巻はタイトルの村上海賊の当主、村上武吉の娘、景(きょう)が登場。
平面顔でお淑やかな女性が美人とされていた当時の基準からすれば、男勝りで異国人の様なほりの深い顔立ちをしていた景は、「嫁の貰い手のない悍婦(かんぷ)で醜女(しこめ)」となる。本巻は大方の登場人物と時代背景、地理的状況が語られる「起」に当たる。つかみとしては、まずまずの出だしか、しらんけど。
最終評価は4巻読後となるが、本巻はとりあえず星3つ。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中盤くらいまで歴史の解説多々と似た名前ばかりで目がすべるーってなっていましたが、景の出番が増えるごとに読みやすく、おもしろくなってきました。景、かっこいいですね。自分がシコメと呼ばれていることはなんのその、大雑把で、正直で、海賊特有の残忍さもありつつも、明るい。この作品を読んで、命の軽さと、美醜は歴史によって変わること、感じました。景が信長近辺と接触することで何が起こるのか、続きは気になりますが、あと3巻ある歴史もの…どうしようといったところ。景を娶ることになった就英のこともあるし。悩みます。

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2026年03月18日

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