【感想・ネタバレ】学習まんが 日本の歴史 4 平安京と貴族の世のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月18日

4巻は平安時代その1です。
平安時代の前半は貴族が主役、後半は武士が力をつけてくる時代とすればこの巻は貴族の時代です。

1章は平安京遷都に至るまでのごたごたと、遷都後も桓武天皇を悩ませた蝦夷討伐の話。アテルイと坂上田村麻呂の友情話は涙なしでは語れませんが、学習マンガゆえここは淡々と。

2章は平安...続きを読む時代に登場した新しい仏教の話。要するに最澄と空海のお話です。

3章はいよいよ藤原氏がまたもや政治を牛耳る時代になったという話。平安時代の法関係のややこしい用語が出てくるのはこの章。また、受験生の神・菅原道真公のお話もここで登場します。
しかし。。。平安時代とは名ばかりでこの時代は陰謀に次ぐ陰謀でどこが平安なん?って気もしますけど・・・

4章はいよいよ摂関政治の登場です。藤原氏の絶頂期ともいえる時代。道長の時代になります。そしてこの時代は忘れちゃいけない清少納言と紫式部。作中に文化史の解説が自然に入っているので文化史や文学史が苦手な人でもわかりやすいのでは。

5章は世紀末・末法思想の浄土教が出てきます。平安時代のノストラダムスみたいな感じかな(笑)
ということは宗教史の話か?といえばそうでもなく、班田制や荘園などの経済と税金の話のほうがメインかも。タイトルに「地方政治の乱れ」とあるので、班田制も戸籍制度も崩れてきて、いかに税をとろうかを考えてもいたちごっこ・・・になるという(笑)いつの時代も脱税する人と取り立てる人の追いかけっこはあるんですよねぇ。

章立てで説明するとざっとこんな感じなんですが、後半に行けば行くほどグダグダ感のある構成が気になります。まぁ、そういう時代だから仕方ないのかなぁ。
政治史・経済史・文化史・宗教史とわけて理解するのはほぼ不可能。これでもまだまとまっているほうで、各分野史が複雑に入り組んでいるのは仕方がないと思うしかないかな、と思います。読まれる方はそのつもりで。

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