あらすじ
※デジタル版には紙書籍の巻頭・巻末特集やコラムなどが収録されておりません。ご了承ください。【カバーイラストは原泰久先生描きおろし!】豊臣秀吉の死後、政治の中心となったのは徳川家康です。やがて豊臣政権を守ろうとする石田三成らと関ヶ原で激突。天下分け目の戦いに勝った家康は1603年征夷大将軍となり、江戸に幕府を開きます。260年あまり続く江戸時代のはじまりです。大坂城の豊臣方が滅びると、3代将軍の家光の時代までに、将軍にしたがう大名のもとで、幕府と藩が全国を支配する幕藩体制が作られました。
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Posted by ブクログ
徳川幕府の始まりで豊臣家を根絶やしにするために大阪夏の陣、冬の陣が開戦するが、家康は孫娘を豊臣家に嫁がせていた。それでも、豊臣家の将来の復讐を防ぐために戦争をするのは、いかにも戦国時代の発想だと思った。
印象的だったのは、島原の乱で幕府からの命をうけてキリスト教であるオランダが鎮圧に参加したこと。オランダは日本との貿易からの利益を得るために、島原の乱で幕府の味方をし、同じキリスト教信者を殺害するのは、オランダが余りにも実利的な思考で驚いた。
また、対馬の藩主が挑戦との交易をするよう幕府から命じられたときに、幕府の勅許を偽造し、朝鮮へ交渉しているのも面白い。結果的に、朝鮮との貿易再開を対馬藩主が成功させたため、幕府も勅許の偽造にお咎めなしとなった。まるで、サラリーマンが会社からのキツイ売上目標を達成するために、受注伝票を偽造したが、結果的に売上達成できたから会社としては不正行為を見逃す、みたいな構図に似てて、江戸時代の藩主は上司である幕府に仕えるサラリーマンだったと思えた
Posted by ブクログ
江戸幕府が開かれ、江戸時代が始まるまで。
海外との外交、大名支配の仕組み、ポルトガルとスペインとオランダと清と、付き合い方に差があったのはなぜ?シャクシャインの戦いってなに?なぜ起きた?
など、三代将軍家光の頃までをマンガで丁寧に説明してくれているので、ものすごくわかりやすい。子どもが小さかった頃に本棚に揃えておいてあげたかったなーと思いました。