【感想・ネタバレ】王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~ 7のレビュー

あらすじ

腕利きの職人が集まる紳士服の聖地ナポリで小さな仕立て店を営む織部悠。彼は日本人でありながら伝説の職人マリオ・サントリヨが唯一認めた弟子で、“究めし職人”と称される男である。本巻では、緑の芝で映えるお洒落なゴルフウェアのご紹介や、丸いお腹を武器にしたアイテムの選び方など依頼人の人生を一変させるプロの仕立て6本+次章・日本編に連なるプロローグ「維新の鋏」を収録!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 おそらくはフィオリ・ディ・ジラソーレの章が終了となる7巻である。
 シリーズとしては現行のまま進むのかもしれないが、この間の最後に収録されている特別編「維新の鋏」から日本編が開始しており、ジラソーレに焦点を合わせた物語シリーズから外れるのは間違いない。
 作者自身が扉で「抜本的テコ入れ、リメイクレベルのリニューアルです」と述べているのだから、変化は免れ得ないだろう。

 この巻もまた安定した面白さを提供してくれている。それぞれのシチュエーションに合わせ、農学者に、ゴルフの席に、日本人版画家にと見事な手並みで仕立てを行う短編集だ。
 だが、それが個人的に星四つ程度と評価している面も否めない。
 おそらくそうしたマンネリを打破する意図もあってのリニューアルだろう。次巻からの展開に期待したい。

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2018年09月07日

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