あらすじ
腕利きの職人が集まる紳士服の聖地ナポリで小さな仕立て店を営む織部悠。彼は日本人でありながら伝説の職人マリオ・サントリヨが唯一認めた弟子で、“究めし職人”と称される男である。本巻では、レザージャケットを着こなして大人の貫禄を見せる方法や、意外と難しい真っ赤なネクタイの合わせ方など依頼人の人生を一変させるプロの仕立て7本+特別描きおろしを収録!!
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丸くなったなあ
初期の1話からずっと読んでいるが、絵も登場人物も、最初に比べてずいぶんと丸くなった感じですね。悪い意味ではなく、良い意味で。
この作品で、スーツの奥深さを少し勉強出来ました。スーツは無理でも、シャツだけでも一度仕立ててみたいと思った作品。
Posted by ブクログ
仕立て屋第三シーズンの六巻目では、これまで仕立てをしたことのない様々な層の依頼に応える、実に本作らしい内容が収録されている。
この辺、相変わらず「ジラソーレがメインのシリーズだったのでは……?」という疑問は残るが、やはり本領となる内容では充実した物語を組むなあという印象である。
一方で初期に多く見られたような、服飾版美味○んぼ的な説教臭さはこの巻ではほとんど見られず、圭角が取れてきている部分はあるだろう。
今回も楽しく読ませていただいた。星四つ半相当と評価している。
どうにも内容のないレビューで申し訳ないが、この作品シリーズについては(ここでの仕立てを実用するのでない以上は)おおむね感想として書くことがないのだ。悪しからず。