あらすじ
二年間の遠距離恋愛が終わり、ついに恋人の待つイギリスへ――。名門貴族の御曹司で巨大海運会社CEOのエドと暮らし始めた礼(れい)。まずは自分の仕事を探そうと、美術系の面接を受けるものの、結果は全て不採用!! 日本での経験が全く役に立たない厳しい現実に向き合うことに…!? エドの名前には頼りたくない、けれど恋人の家名と影響力は大きすぎる――甘い蜜月と挫折が交錯する同居編!! ※口絵・イラスト収録あり
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匿名
蜜月
蜜月とのタイトルですが、波乱たっぷりでしたね。
イギリスでは礼苦しんでることのほうが多いんじゃないかしら?
でもまあ、仕事も決まったし、仲間も増えたし、デミアンもかわいいし。
ここからアート界での礼の快進撃といきませんか?
続き、期待しています。
桂人やスタンたちとも絡んでほしいな
現実とか信念とか。
礼がまだ「何者でもない」ものとして、頑張る姿が胸をうつ巻でした!
もちろんエドとの蜜月、寄り添う2人も大変甘美ではありましたが、それ以上に階級社会とそこに生きる人々、価値観、偏見、自身にある甘さと向き合うこと、エドと生きていくという葛藤と覚悟、そして礼が出した答え、読み応えがすごかったです。
アートに関する考えや現実、作品や作家に対する考え方、只中にいるのは礼なのに、自分のことの様に考え、悩みながらページをめくっていました。
そしてデミアン!彼がとっても好きになりました!
いつものメンバーの登場も嬉しかったです!
彼らに眩く明るい未来があって欲しいです!
涙。★2
BL小説にロードオブ ザ リングが出てくるなんて!いろんな哲学の様な思い。ふと 日常で感じる思いを それらを忘れてたくて 物語りの世界に逃げ込むんだけど…たまには、この作品みたいなのでがっつり向きあうのもありかもしれない。
前半のもやもやうだうだした思いが 人を動かすパワーの源だからこそ?説得のシーンでは何かが溢れてて何故だか涙が出そうになった!!
面白い
レイとエドも相変わらずラブラブしていて、大満足なのにレイのイギリスでの転職活動や活躍の話も本当に面白かった。
作者があとがきで書いていたが、取材をしていたようで、その場にいるようなドキドキ感があり読むのが止まらなかった。
四苦八苦してるレイも可愛い。
深い解釈
樋口先生もあとがきに書かれていましたが、蜜月にしては苦い日々が描かれていて、なかなか息苦しい気持ちで読みました。愛情や権力や欲望など、いろいろな人の感情の深い部分に踏み込んだ内容で、どっぷり小説の世界に浸りました。そして、礼の強さや純粋さを読んでやっぱり大好きになりました。また続編が出たらうれしいな。
どっしり!
大好きなシリーズです!
今回は二人の関係性というより主人公の生き方や人生について掘り下げられた一冊。
その為タイトルから予想していたよりBL度は低めでしたが…イギリスでの生活やアート業界の洗礼にあい凹む礼に胸を痛め、陰キャのヘッジズとの深まる関係性に涙し、矛盾を受け入れて愛を貫く姿勢にやっぱりこのシリーズ好き〜〜〜!!となりました。
でもやっぱりもう少し糖度も味わいたい…のでぜひ今後も続いて幸せな二人のその後を拝みたいですね。