【感想・ネタバレ】ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3巻のレビュー

第二次世界大戦時、ペリリュー島は日本軍にとって大切な軍事基地だったそう。「楽園のような南の島が昔は戦場であった」そのことは史実として知っていましたが…。
主人公は漫画家志望でありながら、兵士になってしまった気の弱い青年。 武田一義先生のホッコリとした絵柄はとても親しみやすいのですが、それが戦場という悲惨な場所とのコントラストを強めている感じがしました。
日を追うごとに減っていく食糧、日本とは違う温度と湿度。なんとしても敵を攻撃しようとする上官、そして戦友たち…極限の中での人間関係の描写が胸に刺さります。
読後は「あ~、現代日本に住んでてよかった…」と思うこと間違いなし!ホント平和が一番!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

美しい表紙は玉砕の電文。

7巻まで読んでから戻ってきてるので、もう泉くんの姿に涙が止まらないよ。島田の決意、優しさ、漢気。そうだよね、泉くんはそこに憧れて惹かれて尊敬してたんだよね。

イマイチ小杉がわからんが、彼には彼なりの哲学みたいなものがあって、彼なりに最良を選んで生きてるんだろうなあ。

吉敷くんは、なんか本当に頼りになるし強いけど、どこか脆くて、でも素直で本当にいい奴。

鬼畜米兵か。仲間を焼き払って、爆撃で殺して。だから日本兵はあんな風に死体を、あんな。ああ、戦争なんて本当に嫌だ。本当にクソだ。

本巻はついにさくらさくらの玉砕。Wikiのこの部分も本当に熾烈。この数ページのコマの紹介で私はこの漫画に出会えたので、本当に印象深い。
死ねることを喜ぶのだ。もうようやく終わると。国と家族のために、そうやって死んだのだ。

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2019年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

たまに
これ戦争だよな?
と思うほど平和な空気が流れるのだけれど
現実に引き戻される
戦争が日常で
日常が戦争

0
2019年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話題になってるのは知ってたんですが、
どうにも読むのは避けてたんですな・・・。
書店で桜満開の3巻のこの表紙を見て思わず
購入して読みましたよ・・・

「お 終わり・・・ じゃ じゃあ もうっ 俺たち 死んでもいいのか・・・」

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2017年08月07日

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