あらすじ
はじめて愛したひとは好きになってはいけないひと―― わかっていたけれど離れられなかった 誰にも内緒で好きでいれたら うちのめされ逡巡しながら 16才年上のチェリスト・諏訪内(すわない)と絵画修復士・与(くみ)の過ごした季節―。 叔母の残した缶に秘められた想い。仕事に生きるさとこのこれから。“はじめて”をめぐる珠玉の連作集第3巻!
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匿名
せつない
短篇集ですが、それぞれの短篇に出ているひとの繋がりがあっていて面白いです。世間は狭いのかな。
与ちゃんは純粋でかわいい。諏訪内さんのチェロもかっこいい。与ちゃんが諏訪内さんに惹かれるのはわかるけど、、。
諏訪内さんも純粋でかわいい与ちゃんが好きだったみたいだけど、随所に見られるずるさ、自分勝手さが嫌です。
与ちゃんの辛さを見るのが辛かったし、かわいそうだった。
与ちゃんが諏訪内さんと別れて成長して素敵になっていくところが良かった。
与ちゃんも幸せになってほしいです。
Posted by ブクログ
与編終了。
いや~諏訪内さん、ほんとずるいわ……。
昨今のゲス不倫騒動を経て読むと余計にゲスさが際立つ……。
さとこ編は1話で終わりなのかな?
みんな幸せになってほしいなあ。
Posted by ブクログ
谷川史子さんの作品は、悲しかったり辛かったりするストーリーでも、読後はほんのり心に明かりが灯ったような気持ちになるところが好きです。
いろいろな「はじめての恋」に翻弄されながらも、最後は前を向いて生きていこうとするヒロインたち。
男は勝手だ!と腹が立ちもするけれど、人を好きになることは止められるものではない気がする。
そもそも、不倫は男だけが悪いわけではないんだけれど。
それだけ人を好きになれたことは、人生において大事な宝物かもしれない。