あらすじ
「このあたりでは評判らしいですよ。ちょっとしたヒントから真実を見抜く、日本のミス・マープルだって」
グルメサイトには載っていない、だけどとっても美味しいと評判の菜の花食堂の料理教室で靖子先生が教えてくれるのは、ささやかな謎と悩みの答え、そしてやっぱり美味しいレシピ。
いつも駐車場に停まっている赤い自転車の持ち主は誰?
野外マルシェでご飯抜きのドライカレーが大人気になったのはなぜ?
小さな料理教室を舞台に『書店ガール』の著者が描き出す、あたたかくてほろ苦い大人気日常ミステリー、第二弾!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
靖子先生の日常謎解きミステリー
きゅうりには絶好の日
いつも駐輪場に置いてある赤い自転車の謎解き
ズッキーニは思い出す
叔母の愛情と母のお弁当の味
カレーは訴える
野川マルシェ出店
偽りのウド
先生のレシピが盗まれた
ピクルスの絆
先生の生い立ちの秘密と瓶詰めビジネス
きゅうりとピクルスの話以外は
イヤな人たちの謎解きです
急いでいたから、まだ小学生だからと?
自転車ぶつけているのにそのまま行ってしまったり
先生のカレーを勝手に母親も加担して
学校で売っていたり
レシピをいかにも自分が考えたようにブログに掲載していたり
そんな人達にも先生は優しい
優しすぎると思った
弟子2人がこれからどうなっていくのか楽しみ
Posted by ブクログ
日常の謎のお仕事ミステリーですね。
『菜の花食堂の事件簿』の二巻目です。
五話の短篇連作物語です。
靖子先生の『料理教室』に加えて、『菜の花食堂』の方にも物語は進展していきます。
助手の優希さんが進行役ですが、新たに靖子先生の弟子入りして、自分の店を持ちたい夢を持つ香奈さんが参画してきます。
香奈さんは『料理教室』からの入門ですが、『菜の花食堂』を手伝いながら修行をする事になりました。
一方、優希さんは契約社員で、不動産の事務所の仕事をしていましたが、段々と『菜の花食堂』の仕事も進めて行き、そちらに移行したい気持ちが高まります。
イベントの参加などで、少しずつ『菜の花食堂』の仕事が膨らみます。
物語は、謎解きも含めて、ますます話が広がり、面白さが増していきます。
読み出すと止まらなくなりますね。短篇連作なのですが、靖子先生と優希さん、香奈さんの素性が明らかになる成長物語も広がりをみせていきますので、話が交差してハートフルストーリーにも展開していきます。
このシリーズ、目が離せなくなってきました。
Posted by ブクログ
下河辺靖子
菜の花食堂の店主。月に二回だけ開かれる料理教室の先生。
舘林優希
本業は不動産会社の事務の仕事だが、その合間に料理教室を手伝っている。
本郷真理
料理教室の生徒。靖子先生のファンで、わざわざ隣の市から自転車で三十分ほど掛けて通ってる。
瀬川桃子
料理教室の生徒。四十代半ば。今年大学に入った女の子と、小学生の男の子がいる。
遠藤
瀬川の近所の二世帯住宅に住むおばあさん。孫の翔太は瀬川の息子と同級生。
清水望音
瀬川の息子の一年上。
牧麻美
料理教室の生徒。二十代後半の主婦。
寺島章子
麻美の叔母。
祥子
麻美の母。
川崎珠代
野川マルシェの実行委員。本業は夫と古書店をやっている。
八木千尋
料理教室の生徒。子どものいない専業主婦。
和泉香奈
料理教室の生徒。教室きっての優等生。
村田佐知子
料理教室の生徒。
村田和也
村田佐知子の息子。
和泉香奈
料理教室の生徒。二十四歳。音大を出てピアノを教えている。
下河辺美穂
靖子の娘。フランスに滞在。
大倉あおい
うど農家の一人娘。料理教室の生徒。
大倉公彦
あおいの夫。
小島大徳
異業種交流会を開催している。三十代半ばくらいの男性。貸切での料理教室開催を依頼する。
小林依利子
親から独立してひとり暮らしを始めるが、料理をまったくやらない。
太田元之
小島が開催している異業種交流会の参加者。
中田聡子
小島が開催している異業種交流会の参加者。