あらすじ
〈人間〉は規格外の〈獣〉に蹂躙され滅びた。〈獣〉を倒しうるのは、〈聖剣〉(カリヨン)を振るう黄金妖精(レプラカーン)のみ。戦いののち、〈聖剣〉は引き継がれるが、力を使い果たした妖精たちは死んでゆく。「誰が恋愛脳こじらせた自己犠牲大好きよ!」「君らだ君ら! 自覚ないのかよ自覚は!」廃劇場の上で出会った、先輩に憧れ死を望む黄金妖精と、嘘つき堕鬼種(インプ)の青年位官の、葛藤の上に成り立つ儚い日常。次代の黄金妖精たちによる、新シリーズ開幕!
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終末でも怨嗟の連鎖は続くのか…
あれから5年の月日が過ぎて、クトリもヴィレムも本当に居ない世界なんですね。
前作最終章に登場したリィエルと謎の青年、本作に繋がっている訳では今のところ無い様な…?
前作初登場時にはヴィレムを不審人物として討伐しようとしたパニバル、前作最終巻では適応する聖剣が判明したばかりだった(?)ティアット、前作最終巻で成体妖精となったラキシュ、前作の時点では幼体だった(?)コロン、彼女らが戦力化されていると言う事はラーントルクとアイセアも既に居なくなってしまってるんですかね…
この世界観の中では当然の事とは判りつつも…
11番浮遊島のコリナディルーチェ市で起きた事件、13番浮遊島と39番浮遊島でも別種の獣が放たれていたなんて…
エルピス国防軍軍団長の独断だったと政治的決着って事は、真実は他のところにあんだろうけど、それを引き摺っている人が随分と居るみたいで…
何だか前作の設定を受け継ぎつつ、より世界は終焉に近付いていて、黄金妖精たちの悲壮な決意が報われるのか…
クトリの使っていた聖剣セニオリス、それに選ばれる事となったラキシュ。
鏡に映る赤い瞳の少女、星神エルクや、勇者としての運命に翻弄される事になるのでしょうか?