あらすじ
親の決めた婚約者と良好な関係を築くべく、鋭意努力中の侯爵令嬢リュシーナ。ある日、手作りのマフィンを差し入れに彼のいる騎士団宿舎を訪れたところ――なんと浮気の真っ最中!? それも彼のお相手は、リュシーナの友人だった! 婚約者に捨てられた女の末路は暗く、リュシーナの脳裏には悲しい未来予想図ばかりが浮かぶ……けれどそんな彼女を助けてくれたのは、偶然その場に居合わせた騎士ハーシェス。一目でリュシーナに心を奪われたという彼は、すぐさま彼女に結婚を申し込んできて!?
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安定した面白さ
冒頭からヒロインが婚約者に浮気されますが、悲壮感はなくサクサクと読み進められます。
ざまぁ要素は大きくはありませんが、裏切った婚約者はヒロインに未練たらたらですし浮気相手(ヒロインの友人)も幸せな結婚生活は送れそうにないのでわりとスッキリしました。
ヒロインの侍女が有能すぎる濃いキャラでヒロインを食っていますが、彼女の活躍がなければヒーローとの結婚もできなかったと思うので、『影の主役』として楽しみました。
婚約者と友人に裏切られたヒロインと、偶然居合わせたヒーローの運命の出会い。周りを巻き込みつつ、少しずつ足場を固めて…。わかりやすく、読みやすかったです。
ヒロインと侍女のヘレンが最高
どこかで読んだような作品は避けたい方にお勧め。恋愛物語でありながら、ヒロインと侍女のヘレンのやり取りやヒーローへのヘレンの指示など笑えるお話になっています。ヒロインの脳内突っ込みも楽しいです。溺愛ものを期待する方にはお勧め出来ません。うぶな相思相愛のカップルですので。
初めから甘々なのに最後まで待て
冒頭でお互い一目惚れなのに、結婚迄の遠い道のりを飽きさせないのは、素晴らしい。
でも、事件は飽きさせない様に、幾つも有った割に印象に残らない感じ。
図書館
高評価からとても期待して読みましたが、普通でした。
キャラはそれぞれ魅力的で、様々なエピソードが盛り沢山。
故に、誰が主人公なのか、そのエピソードは必要だったのか?総じて散漫に感じました。
群像劇でもないし。
もうちょっと絞った方が良かったのでは?と思いました。
捨てられて幸せ!
捨てる神あれば拾う神あり、って言う言葉を聞いたことがあるけれど。
この場合、捨てられて?むしろ幸せ!ありがとう!って感じかな。
けっこう深い話
ヒロインとヒーローがお互い一目惚れして結婚するまでのラブラブ話ですが、ヒロインの両親事情とか、ヒーロー友人の実家事情とか、なかなか深~い闇が盛り込まれていて飽きずに読みました。ヒロイン侍女のヒーローへの助言が面白かったです。