あらすじ
煌三郎の不倫が週刊誌に報じられ、ショックを受けた様子のさらさ。再会した母・えつこにも聞きたいことがたくさんあり、悩みは尽きないが…。そんな中、バレエスタジオでの自主練後にさらさから相談を受けた愛は…!?スピンオフ(澄栖杏編)も収録! (このコミックスには「かげきしょうじょ!![1話売り] 第45幕~第47幕、スピンオフ 澄栖杏編・前編・後編」を収録しております。)
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女性だけの歌劇団付属の音楽学校で繰り広げられる、
全力女子たちのキラキラ★青春群像!!
体も志もビッグ、天真爛漫さがまぶしい
浅草育ちの渡辺さらさがヒロインで、
彼女のぐいぐいと物語を進めていく力強さが
作品自体の魅力にもなっていますが、
この作品のもうひとつの見どころは
「さらさを見つめる人々の視線」です。
さらさと友情を育み、共に成長する元アイドル・愛
(ツンデレっぽいところに超グッときます)、
さらさをはじめとする生徒に振り回される安道先生、
そしてそれぞれバックグラウンドを抱えている同級生たち…
彼らが、すでに突出した存在でありながら
まだまだダイヤの原石であるさらさを
どのように見出し、育てていくのか。
圧倒的な才能が育っていく楽しさを味わえる作品です!
感情タグBEST3
いつ読んでも煌めきと感動を与えてくれる素敵な作品です。
さらさに親友と言われて得意げな顔をする愛がとても可愛いです。
煌三郎の周りを嗅ぎ回るパパラッチの姿が不穏です。さらさや周りの人間が傷つくことにならないと良いのですが。
番外編ではさらさが面倒を見る101期生の澄栖杏の過去が描かれます。クールな澄栖のこれからの活躍が楽しみです。
大木先生カッコよすぎ
さらさ周りの話が進みましたまさかの…
スピンオフの澄栖さんの話も安定の良さでしたね
それにしても大木先生あそこまでカッコいい
先生だとは思いませんでした笑
前巻は不穏な雰囲気で終わってた
本巻からは各登場人物の成長過程が描かれていて、これまでモヤっとしていた部分が洗い流される様な心地良さを感じました。
また幸甚指数が高目の描き込みに萌えました。あの様にして紅華乙女は受け継がれていくのですねw
次まで待てない
いつかはバレてしまうであろう、さらさの父親がらみ。母親からちょっと話にでたり、最後のマスコミのひき。不穏な展開になってきた。
王道漫画
王道漫画的な夢・努力・勝利!ストーリーでありながら、人物の闇や機微に触れることで奥行きも深く、おじさんでも楽しく読めてます。
次巻はもう少し物語に進展あることを期待してますがw
Posted by ブクログ
本編はさらさの家庭環境の話で波乱がありそうですが、ぶっちゃけそっちの話はあまり興味を持てないのだよな笑。
夢を追いかける少女たちの話が好きなので。
そういう意味では澄栖杏の外伝はよかった。
Posted by ブクログ
愛ちゃんに相談するさらさも、
一生懸命応えようとする愛ちゃんも可愛らしい。
実際に帰るかどうかはさておき
変えれる場所があるのは本当に大事だ。
だからお母さんも走り続けられたのだろうし
さらさにも帰れる場所を作り守ってあげたい
と思うのは愛だ。
大先生とさらさの会話が切なく綺麗。
日傘で助六をするのがさらさらしい。
暁也くんがあっさり受入れる代わりに
次は、と言ってくれるのも良いな。
杏に彩葉みたいな友達がいてくれて良かった。
なのにぎくしゃくしてしまったのは辛い。
演劇部の顧問と違って、大木先生がしっかりした人で
本当に良かった。
ご贔屓が退団したあとその人に似た人を
探して応援するというより
また恋に落ちるのを待つというのは本当に
そのとおりだと思う。
折角苦労して合格してあの舞台を目指している筈なのに
やっと思い出せて良かった。
君どちで呪縛が解けて、彩葉にも連絡できて
クラスメートたちともこれから馴染めるだろう。
Posted by ブクログ
煌三郎の怪しい噂、あっという間に否定されたのには笑ってしまったと云うか肩透かしだったと云うか
一方で週刊誌の恐ろしさを思い知らせる為の小話となったのかなとラストを見て思ってしまったり……
母の帰還とベンジャミンの来訪により否応なしに興味が湧いてくるさらさの家庭問題
ここでさらさがかつて愛に伝えた言葉が回り回ってさらさへの助言として返ってくる展開は良いね。…さらさは自分の言葉と全く気付いていなかったけども(笑)
さらさはようやくにして自分の家庭の暗がりに手を突っ込む気になった。けれど、現時点でえつこに明かす気は無いようで
ただ、ほんの少しだけ明かされたのはえつことさらさが別れて暮らす事になった詳細な経緯。また、そこに存在した親心とえつこにとってさらさがとても大切な娘なのだという点だね
この点が判明したのは大きな意味が有ったように思えるよ
そうして母親の愛を確かめられたからか、さらさはもう一つの暗がりへと手を伸ばしたね
さらさの誕生日にバラを送り続ける正体不明の善人、その正体をさらさは予想していたようで。また、ちょっとしたフェイクである煌三郎が父かもという点も違うと気付いていたのは驚き
少し前までのさらさは自分の直ぐ側に有る諸々について考えないようにしているのでは?と思わせるくらいに周囲の暗がりに言及していなかったのだけど、こうしてきちんと彼女の考えが明かされてみればさらさは自分の出自について惑わされずに正しく考えつつそれに振り回されない強さを持っていると感じられたよ
そのような自分を整理する流れで暁也に対して別れ話を持ち掛けるとは思わなかったけども
ただ、この点は暁也の方が一歩上手だったのかな?最後の台詞は憎らしいね
そして学校に戻ったさらさ達100期生が向き合い始めるのは卒業公演。今度はどのような舞台になるのだろうね?
スピンオフは澄栖ですか
何度かさらさやエレナとの交流は描かれながらも、じゃあどういう人物なの?という部分については深く描かれた印象の薄い彼女。それだけにこうして一つの物語として彼女が深堀りされるのは有り難いね
イギリス人のルーツが混じっている為に他の学生達と異なる見た目を含む澄栖。好奇の視線に晒される事も勝手に憎まれる事もある彼女にとって邪心の無い態度で接してきた彩葉は貴重な友達だね
澄栖にとっては心地良い言葉を濁さない彩葉の物言い。けれど、異なる見た目を持つ澄栖が学校生活で浮いてしまうように異なる言葉を持つ彩葉も浮いてしまうというのは何処か息苦しさを感じてしまう
そのような状態に陥っていた澄栖にとって紅華に辿り着く事は一種の救いだったのかも知れない。そしてそのような心境だったからこそ部活動が何処か御座なりに映ってしまったのかな…
演技の解釈を盗まれるという許し難い事態をより決定的な破滅へと追い込んだのは澄栖の言葉が足りなくて彩葉の言葉が足りすぎてしまった点か
自分は何の文句も言えないのに、代わりに言ってくれた彩葉に有難うと言えなかった
紅華に入っても変われない澄栖にとって心境を大いに変えた大木先生との面談は感動の一言……
言葉足らずで何も考えてないようにすら見える澄栖に対して、「何も無いようには見えません」と言い切り、その上でこれまで彼女が言えずに過ごしていた言葉の数々を引き出した上で自分に失望していた澄栖の認識を変えさせた大木先生は流石ですよ!
おまけに締めの言葉まで格好良いとか狡いね!
スミスが今回得た教えは彼女自身だけでなく、エレナをも変え、いずれは101期生すら変えるのではないかとの予感を抱かせたよ
次巻に期待。
家族の話や人間関係が
演じることにも影響するとはわかっているのですが
少し長いような、、、
文化祭も始まりますし歌劇の話を期待して、次巻を楽しみにしています。