【感想・ネタバレ】空母いぶき 12のレビュー

あらすじ

空母決戦は負けられない空中戦へ…!!

ともに攻撃による被害を受けた「いぶき」と「広東」両空母艦隊は一斉に全機を収容!!
燃料を補給、兵装を整え、“その時”に備える…!!
そして、ついに両空母から全機が上がる。
「いぶき」から11機、「広東」から35機!!
機数で絶対的不利な状況下、負けは許されない空中戦が始まる…!!

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20XX年10月4日、3人の中国人男性が尖閣諸島のひとつ、南小島に上陸したのを契機に、この壮大かつスリリングな物語の幕が開きます。救助に向かった海保特警隊員に対し、漂着した中国人男性は「ここは我が国の領土!! 俺たちは自国の救助を待つ!!」と主張。中国による尖閣諸島の武力占領作戦の火蓋が切って落とされるのです。
そんな中国の動きを阻止すべく、日本政府は自衛隊に史上初の防衛出動を命令。そして、自衛隊初の空母「いぶき」の艦長・秋津竜太が率いる第5護衛隊群が作戦に乗り出します。

2019年に西島秀俊主演で映画化された本作。『沈黙の艦隊』(講談社)や『ジパング』(講談社)のかわぐちかいじ先生作品だけあって、スケールは壮大で物語の展開はどこまでも緻密、そしてすべての登場人物がかっこいい……! さまざまな政治的意図がからみあい、作戦シーンでは専門用語が飛び交うため、最初は少し取っつきにくいかもしれません。しかし、一度物語に入り込んでしまえば、そこからはノンストップ。艦や戦闘機の操縦技術へのプライド、運命をともにする仲間同士の絆、そして自衛官としての信念――もう心が震わされっぱなしです!

中国の行動を一度容認すればズルズルと領土を奪われていくかもしれないという緊張感を伴う外交交渉、「戦闘」ではなく「防衛」を前提とした命がけの領土奪還作戦。実現不可能にも思える試練の数々に立ち向かう、政治家や自衛隊員たちの勇気と知略が力強く描かれています。
また、実際の政治情勢にも通じるシビアなシチュエーションや自衛隊のあり方など、考えさせられることの多い作品であり、最先端技術を搭載した艦や戦闘機がぶつかり合う様に心躍る極上のエンターテイメントです!

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ネタバレ 購入済み

ストーリー完結までが見えて来た

11巻までは、息もつかせぬ緊迫感の中で物語が展開し、一方で焦燥感も感じる。しかしこの巻では、完結に向けていよいよ決戦の火蓋が切られる。

1
2019年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後まで、兵器の無力化が優先で、人命の殺傷は極力避けることで、自衛隊≠軍隊で押し通すみたい。

・90 対空ミサイルで、空母広東の飛行甲板を攻撃して無力化って、対地で火の海でもいけるかと。対地と対空だと戦闘モードが違うけど、対空ミサイルって現実に地上(艦上)へ撃てるものなの?

0
2020年10月14日

ネタバレ 購入済み

11機VS35機の壮絶バトル

自衛隊11機対中国軍35機のドッグファイト。いくら自衛隊機が強いといっても、この差を覆すのは無理だろー。一方、日本政府も一歩も引かない強気の外交交渉を続ける。アメリカの同盟頼みの自国防衛か、自力での防衛なのか、これは現実においての日本の問題でもある。そろそろ日本も真剣に考えないといけない。

0
2019年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最終決戦、前編という感じ。
ここにくると、各戦闘に既視感が出てくる。
中国の戦闘機が、ついにいぶきに放ったのは魚雷だったが、ずいぶん前に潜水艦の魚雷攻撃があったので、意外性がそれほど沸いてこない。

・あいかわらず、陸上戦は動き出さない。
・潜水艦けんりゅうは、顔も出さない。
・迫水のフラグは?

0
2019年05月10日

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