あらすじ
進んだり、戻ったりしながら、日々は続きます。『日々ごはん』(1)~(12)の続きは、『帰ってきた日々ごはん』として2015年発売。
<ある日の日記より>
りうが起きてきて、「シルバー人材センター、今日ってやってるかなあ?」と寝起きの顔で言う。「スイセイに聞いてみな」と私が答えたその時、初めての感情が湧いた。私は年増の母親で、娘盛りのりうはみずみずしい。私は髪をふり乱して窓なんか拭いているが、娘の成長を見るだけで嬉しい。家族だから、ドキドキするような告白するような気持ちではなく、ただ鈍く、そんな嬉しい気持ちが体の底にあった。私はりうと血が繋がっているわけではないし、スイセイとも繋がっているわけではないけど、家族というのは、想うだけで家族になれる。りうが小学校四年生からのつき合いだけど、私は得したなと思う。朝ごはんはお雑煮、酢ごぼう、ハム、千枚漬け、半熟煮卵、人参塩もみ、焼き玄米餅。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2004年9月~2005年2月の日記。
秋から冬にかけての寒さを楽しんで、愛おしんで生活している。
大きなハエが後をついて回ってくるのを、
亡くなった大切な人たちのうちの誰かだ、と思う高山なおみさん。
私なら、冬のハエなんてうっとうしい!と思うだろうから、
そんな風に思う高山なおみさんに驚き、その心の豊かさが羨ましくなりました。
日々を丁寧に暮らしていながらも、気取らず、雑なところは雑。
こんな風に毎日を過ごしたいな、といつも思います。
9月のおまけレシピ「春雨とひき肉のピリ辛炒め」を参考に作ったら、
春雨の炒め物が初めて満足できるものになったよ!
今度は12月のおまけレシピ「鶏ともち米のお粥」に挑戦してみよう。
Posted by ブクログ
自分の生活がだらけている、外食が続いているときに、姿勢を正すために、このシリーズを読む。
高山さんの生活の姿勢は、決してピシッと堅苦しい感じではないのだけど、適度に肩の力を抜きながら、日々のごはんや友人、家族を大事にしているのが、伝わってくるから。
この日記シリーズを読むと、日々をもっと大事に過ごせるような気がするのです。