私はカタリナ・クラエス、8歳。クラエス公爵家の一人娘。お父様に連れてこられたお城で同い年の第三王子・ジオルド様を紹介され、一目ぼれして付きまとった結果、ぶつかって転んだ…ら、今の自分はちやほやされまくって育った、それはそれは高慢ちきで横柄でわがままなお嬢様だけど、前世は17歳で死んだオタクな女子高生だったことを思い出した！ しかも死因は、買ったばかりの乙女ゲームで夜更かししたせいで朝寝坊したことによる自転車のスピード出し過ぎ…あの乙女ゲー、ちゃんとクリアできなかったな…それにしても今の私、めっちゃ悪役顔…ってあれ？ あのゲームの王子の名前…ジオルド様じゃなかった？ そして、あのゲームの中でジオルド様と婚約していた悪役令嬢の名前、カタリナ・クラエス公爵令嬢じゃなかった～？
…と始まる、乙女ゲーム『ＦＯＲＴＵＮＥ ＬＯＶＥＲ』の世界に悪役令嬢・カタリナとして転生してしまった主人公が、どっちを向いても破滅エンドしかない世界でどうにかしてそれを回避しようとフラグ折りに猪突猛進するお話です。とにかく、カタリナの勢いがすごい！ おまけに、登場人物も次から次へと出てくるのですが、全員キャラがたっていて、一度読んだだけでするっと頭に入ってきます。流行りの「悪役令嬢もの」で何か読んでみようかな～と思っているあなた、是非この作品からどうぞ！
ちなみに、キャラクター原案・ラノベのイラスト担当のひだかなみさんが描かれるコミカライズ版も非常におすすめです！
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物足りない！
購入して読み始めたらあっという間に読み終わってしまいました。
読みやすいけど、こうも早く読み終わるとすぐに続きが読みたくなります。
内容は、キャラクターが自分たちの気持ちの確認をしただけのようなじれったい感じですね。間章に近いイメージ。それでもようやくカタリナが0,1歩位は前進したかなぁ？たらすだけたらして生殺し感が強いのもそろそろ、ねと思っていたのでカタリナの恋愛に関する考えが分かる必要な巻だと思います。
次巻ではもっと進展してほしいなぁ。
告白に関しては、少しだけ進展？
前半は、闇の魔力と王家の因縁関連で、国王と双子王子に面会。
後半は、デューイの家庭事情について、マリアとラーナに同行。
本来はマリアが辿るべきフラグを、カタリナがヒロインの立場になって、一緒に同行する展開になるので、いつもより令嬢らしく振る舞います(野猿な彼女はほぼ存在しませんw)
命運に関わる破滅フラグを気にして、ジオルドの告白に答えられずにいたカタリナは、時期が来るまで答えを待って欲しいと直談判。
まあここまでは鉄板の展開で、ほぼ予想通りの反応なのだけれど。
実はこの直後に義弟のキースにも、似たような約束をするカタリナ。
アランはまだ兄との婚姻はしないと知って喜び、ニコルは面と向かってウッカリと気持ちを告白するも…？
覚悟を決めかねている様子の二人はともかく、あと一人の最終的な扱いを如何する気なのか…。
王位継承の勢力事情が展開する時点で、彼の見込みもかなり低いのでは…？(あくまでも個人的な意見ですが)
後半のメインキャラはデューイでは無く、彼の一番上の兄貴という展開に、微妙な違和感を感じるかも知れませんが、いつものパターンだと割り切れば、特に問題は無いと思われます(これが最大のネタバレw)
デューイの家庭事情に関わった事で、ラーナ(スザンナ)がかなり感情的になる理由と、その後のジェフリーとの遣り取りで、終盤の展開には近付いて来た感じですね。
鈍キャラを返上しようとして行動した挙げ句より一層罪作りな結果になっている感があるのがさすがカタリナ。
デューイ、マリア、それぞれのホームドラマは素直に感動的だった。
スピンオフかと思った
始まりからダラダラと1人ずつの気持ちやカタリナに対する思いが書かれていて、相変わらずの目線替えもあるので途中でつまらなくなりました。
最後まで読んでないですが、もうこの前しばらくは読まないかと思います。
こういった話はスピンオフとか最後にちょこっとで十分かなと感じました。
後半面白いのかも知れませんが苦痛で読めませんでした。
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