【感想・ネタバレ】江川と西本 6のレビュー

「時代や環境が違うので勿論、一概には比べられないのだが…
大谷翔平の高校時代…
松坂大輔の高校時代…
江川卓の高校時代…
誰が一番すごかったのか…?
その答えは『江川』なのである!」
この文章に「ムム!?」と思った方、是非『江川と西本』を読んでみてほしい!
野球マンガでは「ボールがホップする」という表現が多用される。『江川と西本』の本文から引用すると、物理的に、ボールがホップすることはあり得ない現象だという。マウンドから投げるボールの放物線の軌道によって、「ホップしているように感じる」のが、一般の解釈とされている。
しかし、江川のボールは「ホップしていた」。
バッター側の目線として、ボール3個分上を振っても、ボールは更にその上を通過していくと言う。
高校3年間、ノーヒット・ノーラン9回という異次元の記録を出した「怪物」江川。そして同時代を生きた「雑草」西本。そのライバル伝説に刮目せよ!

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Posted by ブクログ

江川が一軍に帯同するようになって、ライバル心剥き出しの西本。やっとタイトル通りのバチバチ・デッドヒートになるのかと思いきや、江川の方は自分の成績を気にしてばかり。1年目の今年、入団の経緯もあるので、何よりも成績を残すことが大事という考え。ちょっとしたひょうきんエピソード聞くと、入団のあれこれなければ、人気実力の大スターだったんだろうな、と思います。今以上に。

応援、尊敬、嫉妬、恨み。きらびやかなスポーツ選手の裏側の心情も描かれているのがいいです。光があれば闇もあるのが当然ですからね。ま、西本視点がばかりですが。江川が西本に感情をぶつける日がくるんだろうか。

そして、舞台は昭和54年の伊豆キャンプへ。
昭和54年かぁ、生まれる前の話なんだなぁ。

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2017年07月17日

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