【感想・ネタバレ】江川と西本 5のレビュー

「時代や環境が違うので勿論、一概には比べられないのだが…
大谷翔平の高校時代…
松坂大輔の高校時代…
江川卓の高校時代…
誰が一番すごかったのか…?
その答えは『江川』なのである!」
この文章に「ムム!?」と思った方、是非『江川と西本』を読んでみてほしい!
野球マンガでは「ボールがホップする」という表現が多用される。『江川と西本』の本文から引用すると、物理的に、ボールがホップすることはあり得ない現象だという。マウンドから投げるボールの放物線の軌道によって、「ホップしているように感じる」のが、一般の解釈とされている。
しかし、江川のボールは「ホップしていた」。
バッター側の目線として、ボール3個分上を振っても、ボールは更にその上を通過していくと言う。
高校3年間、ノーヒット・ノーラン9回という異次元の記録を出した「怪物」江川。そして同時代を生きた「雑草」西本。そのライバル伝説に刮目せよ!

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Posted by ブクログ

江川騒動はまだまだ続く。小林繁とのトレードを経て、巨人入団となった江川を取り巻く状況。アンチ江川の野次。若手巨人投手陣の嫉妬と焦燥。フロントの営業利益。そして、絶対的ヒーローの長嶋監督が、江川をヒーローにすることを願ってやまないことが、思惑に拍車をかけていきます。江川個人の心情は置いてけぼり。
とにかく、結果を出していくしかない江川。いつの世も、鳴り物入り(どんな形であれ)で入ってきた選手が認められるのは結果です。
ただ、その結果を出すにあたってが、またまた物議を醸しだしそうな。監督やりすぎだよ。

江川騒動の続く1年目。もう一人の主人公西本は、嫉妬と焦燥の毎日です。

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2017年07月17日

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