【感想・ネタバレ】江川と西本 11のレビュー

「時代や環境が違うので勿論、一概には比べられないのだが…
大谷翔平の高校時代…
松坂大輔の高校時代…
江川卓の高校時代…
誰が一番すごかったのか…?
その答えは『江川』なのである!」
この文章に「ムム!?」と思った方、是非『江川と西本』を読んでみてほしい!
野球マンガでは「ボールがホップする」という表現が多用される。『江川と西本』の本文から引用すると、物理的に、ボールがホップすることはあり得ない現象だという。マウンドから投げるボールの放物線の軌道によって、「ホップしているように感じる」のが、一般の解釈とされている。
しかし、江川のボールは「ホップしていた」。
バッター側の目線として、ボール3個分上を振っても、ボールは更にその上を通過していくと言う。
高校3年間、ノーヒット・ノーラン9回という異次元の記録を出した「怪物」江川。そして同時代を生きた「雑草」西本。そのライバル伝説に刮目せよ!

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Posted by ブクログ

昭和56年のレギュラーシーズン終わって日本シリーズ開幕前の束の間の休息。
その合間を利用して沢村賞が選ばれます。先発完投型の投手に贈られる名誉。

その選考会で思わぬ波乱が。
昭和56年シーズンの江川の成績は、20勝6敗防御率2.29。
西本の成績は、18勝12敗防御率2.58。
どちらも素晴らしい数字ながら、どっちを選ぶといわれたら、それは江川になるでしょう。というか、この成績は満場一致でしかるべき。しっかし、平成も終わりの今、この数字は見ることはできないですな。

ところが、選ばれたのはなんと西本。当人も予想していない展開になったのは、選考会でのあれやこれ。
江川の入団騒動があれやこれ、です。
心情絡んできちゃうところが、なんだかなぁという感じ。それが決定的要因だ、いうようには書かれてないですが、それなりの比重を占めている、ように書かれています。
不透明な感じがあるのはいやですねぇ。それは今でも変わっていないのでしょう。

さて、沢村賞の結果がライバル二人にもたらした影響とは?

しかし、話題に事欠かない二人です。
これリアルで見ていた野球ファンはたまらないでしょうね。いろいろとストーリーを作り上げれますから。

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2019年03月07日

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