あらすじ
真田は武田の新参者。北の脅威・上杉輝虎を防ぐ盾となり損耗戦を強いられていた。幸綱の跡取りたち信綱・昌幸兄弟は武田の部将として地歩を固めつつあったが、弱肉強食の乱世で生き残るため、真田家としての去就をどうするべきか悩む幸綱であった。そんな折幸綱は、信玄の継嗣(けいし)・義信が駿河の今川家と内通して謀叛を企てた嫌疑に連座した。この危機をどう切り抜ける!? 戦国大河第七弾!
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真田一族のルーツ
突然歴史の表舞台に登場し徳川家康を死の一手前まで追い込んだ真田信繁のファミリーヒストリー。武田信虎以降の時代に活躍した武将などが次々と出てくるので面白くないはずがない。ここまでは幸綱(信繁の祖父)が主人公。本巻は若き昌幸(信繁の父)の箕輪城調略で終わっていて、続編にも期待。当時の時代背景がわかりやすく書き綴られていて、他の真田三代記とは違う味わいにこの時代への理解が深まった。信繁はやはり一族のDNAが凝縮された必然と納得。