あらすじ
「六月になったら、わたしは消えるから」転校生にしてピアノの天才・真冬は言い放った。彼女は人を寄せ付けずピアノも弾かず、空き教室にこもってエレキギターの超速弾きばかりするようになる。そんな真冬に憤慨する男子が一人。大音量でCDを聴くためにその教室を無断使用していたナオは、ベースで真冬を“ぶっとばす”ことにより、占拠された教室の奪還をめざす。民俗音楽研究部なる部活の創設を目論む自称革命家の先輩・神楽坂響子とナオの幼なじみ・千晶も絡みつつ、ナオと真冬の関係は接近していくが、真冬には隠された秘密があって――。恋と革命と音楽が織りなすボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー。
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Posted by ブクログ
評価:☆4.5
恋と革命と音楽が織りなす、ボーイ・ミーツ・ガールストーリー!
機械弄りが得意な冴えない聴き専主人公・桧川ナオが、ワケあって今はギターを演奏している元天才ピアニスト・蛯沢真冬と出会い、変わっていく。そんな王道ボーイミーツガール。
ヒロインの真冬は口が悪いツンデレガールなわけですが、自分の非はきちんと認められる良いツンデレですねw
最初のガラクタ山での出会いや神楽坂先輩・千晶との演奏で熱を感じるところ、そしてドア越しの真冬とのセッションと演奏シーンが印象的。やはり音楽ものはいい。
後は夜空の下、二人で語るシーンなんかも雰囲気が伝わってきて好き。
一度は捨てたベースを諦めずに探し続けるナオ。いつの時代も女の子のためにがむしゃらになれる男ってのはいいもんですよ。
続巻にも期待。
「六月になったら、わたしは消えるから」
Posted by ブクログ
省エネ人間みたいなテンプレウジウジ系ラノベ主人公が主人公。父がクラシック音楽の雑誌の編集で、母は離婚して、いない。主人公は機械を直すのが趣味で、大きなゴミ捨て場でヒロインと出会う。ヒロインは有名なピアニスト。
その後なんやかんやで主人公の学校に引っ越してきたヒロインとギター勝負することになる。
捨てたベース探したり、ヒロインの右手の病気で一悶着あったりして、ヒロインと仲良くなってヒロインが海外に手術に行って終了。
割といろいろ詰め込まれていて説明しにくい話。主人公がヒロインに絡んでいく理由が薄いので少し不自然さを感じた。
Posted by ブクログ
天才ピアノ少女と呼ばれた真冬が転校してくる.
そしてピアノを弾くわけでもなく
部屋に引きこもってエレキギターの超絶テクを練習している.
その部屋というのが主人公少年が学校の空き教室にこっそり作った音楽鑑賞の部屋.
学校が部屋の使用を許可したんならと,諦めたら
「青春しろ」と音楽教師に言われ
突然現れた先輩にも唆されて
部屋の奪還を目指させられる事に.
音楽教師,先輩,幼なじみのキャラがめんどくせぇ.
仮題はヒロインの名前とテーマであるピアノソナタから「真冬のソナタ」.
絶対こっちの方が売れそうなんだけどな.
そして返品が多そうだ….