あらすじ
行き倒れた女騎士を助けたバルド一行。女性が騎士となることに、疑問を覚えるバルドだったが、彼女から魔獣狩りの相談を受け……。死に場所を探す旅路から、生きるための旅路へ――。バルドの冒険は続く。
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Posted by ブクログ
引退した老騎士が主人公の異世界グルメ・エピック・ファンタジー第二弾!
前回は「死に場所を探す旅」で、あてどもない旅路の先で土地土地のグルメを気ままに楽しむ旅でしたが、ここから「生きる旅」。旅の仲間も増え、目的地も定まり、グルメからエピックのほうへ比重が傾きます。なので、グルメ描写はちょっと少な目。
その分、増えた登場人物が大いに活躍します。
特にジュルチャガとヴェン・ウリル。最後の章では、ゴドンの領主としての手腕も見逃せません。
目的のある旅で常にあちらこちらへ駆けまわる場面の多い中で、滝壺のそばで修業をしつつのんびり過ごす場面は、この巻では貴重ななごみの場面で、特に好きなところです。
Posted by ブクログ
鳥系の肉料理の描写が、ホント容赦ない。(^^;) 読んでると、お腹がすく!
それはそれとして、ゴドン帰還の際の大宴会で語られるバルドの人柄だの功績だのは、実際に傍目そうだと思うし――それが、バルドの自然な行動から生じてるあたり、彼がこれまでの歳月を確実に自分のものとして生きてきた証なのだろうと感じた。
この巻では、前の巻よりもさらに濃い出会いと別れが描かれていたが、また次巻での再会が楽しみです。