あらすじ
「奇跡の油田」が見つかり島内に燃料を輸送できれば越冬が可能に。しかし、その輸送ルート上・カミモリ連山に開放軍の残党が巣食っていた!島軍は掃討作戦を実行するも敵の戦術・そして驚異的な腕を持つ狙撃手リドリーらを前に二度失敗。次なる手として、自警団にも作戦参加要請が!凄腕狙撃部隊、厄介な地形…苦戦必至の状況に対し戦いを繰り返し満身創痍のソフィアたちは―― 大人気本格架空戦記、圧巻の第11巻!
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激烈おすすめ!濃厚ミリタリー仮想戦記!
内乱の続く架空世界の島を舞台に、夫と娘、左目など、すべてを失った主人公、ソフィアがスナイパーとして過酷な戦場に身を投じていく物語。
臨場感のあるアクション、複雑な心理描写、濃厚な絵で描かれるシビアなストーリーに、新巻が配信されるたびに、毎度1巻目から読み直しては「…んぉっもしれぇ~」とつぶやいてしまいます。
ストーリーの最初には、ソフィアの狙撃手としての非凡さが描かれていき、そのかっこよさにしびれます。が、巻が進むごとに面白くなってくるのが、多くのキャラクターたちの活躍が複雑に描かれる戦場シーン。
敵味方を問わず、登場人物の置かれた状況や目的、内面が丁寧に説明され、そんな彼女ら・彼らの下す決断や行動が、相互に影響しあって刻々と進む戦闘シーンは、あっと驚く展開とメリハリのあるコマ配置が相まって、常に手に汗を握ります。
絵もセリフもぎっしり詰まって読み応えたっぷり、多くの人に知ってもらいたい作品です!
感情タグBEST3
銃撃戦の雰囲気が今回も格好良かったです。狙撃兵の孤独感が伝わってきました。
敵味方とも心理描写が丁寧で、繊細さを感じます。
一気に読んだあと何度も読み返したくなります。
ゆっくりでも良いので思うまま描いてほしい。次の巻も楽しみにしています。
今巻も凄い緊張感のある物語でした。
見開きの1枚絵による作画画力による演出が印象的で、漫画から聞こえるはずのない狙撃音が聞こえる気がしました。
漫画なのに音の使い方(表現方法)が上手い、だから緊張感が伝わってくる。
極限状態の中で人として壊れていくソフィアとモンド、
ここで死ぬことができたリドリーとユーリの方が幸せそうに見えるのは自分だけでしょうか?