あらすじ
アリストリア合議会首相エンゲルスは議会にも秘匿して機密費で新兵器を開発させてきたが、その完成の気配をいち早く察知したスタインブルグ大統領ガラニスは、アリストリアへの緊急侵攻作戦を決行。
そこに、またしても駆り出されたダシア自警団は、吹雪止まぬ極寒の雪原で敵国エリート空挺部隊を迎え撃つ――。
大人気本格架空戦記、第12巻!
激烈おすすめ!濃厚ミリタリー仮想戦記!
内乱の続く架空世界の島を舞台に、夫と娘、左目など、すべてを失った主人公、ソフィアがスナイパーとして過酷な戦場に身を投じていく物語。
臨場感のあるアクション、複雑な心理描写、濃厚な絵で描かれるシビアなストーリーに、新巻が配信されるたびに、毎度1巻目から読み直しては「…んぉっもしれぇ~」とつぶやいてしまいます。
ストーリーの最初には、ソフィアの狙撃手としての非凡さが描かれていき、そのかっこよさにしびれます。が、巻が進むごとに面白くなってくるのが、多くのキャラクターたちの活躍が複雑に描かれる戦場シーン。
敵味方を問わず、登場人物の置かれた状況や目的、内面が丁寧に説明され、そんな彼女ら・彼らの下す決断や行動が、相互に影響しあって刻々と進む戦闘シーンは、あっと驚く展開とメリハリのあるコマ配置が相まって、常に手に汗を握ります。
絵もセリフもぎっしり詰まって読み応えたっぷり、多くの人に知ってもらいたい作品です!