あらすじ
最悪の展開、到来!
由美の存在を峻堂に知られてしまった・・・!
雄飛、為す術なし!
陰で差配する雄飛の手腕により、
大垣組は峻堂のシマを次々に奪取、
最大の牙城だったボクシング興行までをも奪い取ることに成功!
さらにはその試合で、雄飛は日本チャンピオンにも輝く。
怒りに燃える峻堂は大垣組の舎弟をさらい、若頭・成沢の弱みを
探ろうと拷問するが、そこで舎弟の男は大垣組の中心は
弱冠18歳の雄飛であることを暴露してしまう!
峻堂は驚愕し、その毒牙を恋人・由美に向けることとなった・・・!
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Posted by ブクログ
目論見通り、峻堂は、由美の拉致に成功し、ホテルに監禁し、あわや峻堂の魔の手が由美にかかろうとしますが、水川が助け、事なきを得る。雄飛は、由美に結婚を申し込むが、由美は別にパトロンがいることなどから悩み、フランスに旅立つ。
寿司岡の岡田夫婦はその話をしてくれなかったと不満そう。親の愛情の薄い水川は岡田まち子の気遣いに感激し、愛情を持つ。峻堂は覚醒剤取引の嫌疑がかけられていて、雄飛の画策で、ジムのトレーナーの引きぬき、組の幹部の引き抜きが成功して、峻堂は力を落としていく。雄飛は高校を卒業する。雄飛と橘青葉との対談。青葉を自分のものにしようとする日映の社長の息子が青葉を自分のものにしよう家で待ち伏せしていた。
時代考証
歌手のしのぶがフランスに行ってシャンソンの勉強をするというけど、日本人の海外旅行が自由化されたのは1964年(昭和39年)。昭和25年で10歳だった雄飛が17歳の時のエピソードだから、その時を昭和32年と考えるとこれはおかしい。現代の人が海外に行くのとはまったく状況が違うわけで、当時の一般市民には海外に歌の勉強をしに行く発想さえもなかっただろう。残念!