あらすじ
〈アーヴによる人類帝国〉が〈ハニア連邦〉を併合するはずの雪晶作戦が発動したが、逆に〈ハニア連邦〉は帝都への進撃を開始していた。作戦に加わった、ラフィールの弟ドゥヒールが乗り組む戦列艦も予定外の交戦状態にあった。一方、勅命にて帝宮に呼び出されたラフィールには、皇帝ラマージュから、新たな艦と任務が与えられる。苛烈な戦闘は、アーヴに大きなうねりをもたらすことになる。〈戦旗〉シリーズ・第一部完結!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
**ネタバレ注意**
もやもやしかなかった4巻から一転、物語は急展開を迎えます。
これぞスペースオペラ!の艦隊戦。危機に陥る帝国。
(地理的に)引き裂かれる姉と弟。
とうとうラフィールが皇太女になるというワクワクしかない第一部のラストです。
ジントは前巻より登場多め。
でもおそらく作者も読者もアーヴ並みの寿命がないと完結まで読むことはできない……
能力的にも優れているアーヴがなんでこうも簡単に侵略を許すのかちょっと疑問ですが(クリューヴ王国がハニア連邦に囲まれてるのは分かってるのに……)細かい考察は詳しい方に任せるとして、面白かった!
特に206Pの2人の上皇の掛け合いが好き
Posted by ブクログ
待ちに待ちに待ちに待った一冊でしたが、期待に応える出来でした。
この素晴らしいSF世界にまた出会えたことは本当にうれしく、次巻を期待してしまいます。
終わってみれば、ラフィールとジントの場面が少なく、今までの話からは展開が変わってきてますが、終わるまでそれにも気がつきませんでした。
とりあえず、全巻読み直しながら次を待とうと思います
Posted by ブクログ
何年振りに出たのでしょう…続刊は半ば諦めていました。ジントとラフィールの物語からアーヴの物語へとスケールアップした『星界』、ぜひ描き尽くしていただきたいと思います。
Posted by ブクログ
圧倒的強者のはずの帝国がなんでこんなに脆く崩れ去ってしまうのか。アーヴのおごりなのか人類統合体が一枚上手だったのか。ラクファカールの防衛体制が15パズルを解くかのように展開されるさまはアーヴらしさを感じられてなんとなく微笑ましい。
新刊がでたので読み返してみたけど、だいぶん忘れてるのか細かいところがうろ覚えだった。またしばらくしたらもう少し前から読み返してみるつもり。
Posted by ブクログ
うまく表現できないが、それなりにおもしろかった。ただ、話の展開とか中途半端過ぎて満足感は少ない。星も3つか4つで悩んだが、とりあえず4つという感じ。作者の体調等でこの続きが出版されるのかどうか不明だが、最初の星界の紋章がおもしろかったので、どうか、もうちょっとすっきりした形で終わって欲しいと願っている。
Posted by ブクログ
すごい久しぶりでしたが、比較的すんなりと作品世界に入れました。アーヴ語も結構覚えてるものです。
それにしても壮絶な負け戦。このままでは終われないでしょう。この巻で第一部完ですが、はやく第2部が読みたいですね。
Posted by ブクログ
まさか続編が出るとは思わなかった。
ドンパチ多めだったが、首都防衛戦があっさりしすぎ。ラフィール達を生かして戦旗に一応の決着をつけるために落とし所を探りながら書いた感は拭えない。
戦旗の続編は正直もういいかな。次は断章IIIを宜しくお願いします。
Posted by ブクログ
ひさしぶり!
本屋の漫画コーナーで、漫画版の帯にて知ったよ、5巻のことを。
不覚! と思って買いに行きました。
戦旗1~3までのジントとラフィールよりの話から、帝国と戦争の話になり(ラフィールの弟くんがなかなかいい性格でかわゆい!)ちょっとだるくなったりもしましたが、一気に話は進み、第一部完。
どうなるんだと思いながら、いつ出るかわからないけれど続きを待ちます。
作者も大病にかかっておられたらしく・・・もともとそれほど定期的に本を出される作者でもないので、のほほんとしていましたが、案外時間がたっていますね。ちなみに私はかなり前に見たアニメも好きだ。
次は考えているとのこと。
楽しみに待っていようと思います。
Posted by ブクログ
覚えてないよ!!
まあご病気だったとのことですのでアレですが。間が開きすぎです。
完全に忘れているけど、やっぱり面白いので、最初っから(紋章から)読み直しはじめました。
もう一回読み直したら評価が変わるかも…?
Posted by ブクログ
『星海の紋章』シリーズは、SFの形を借りた、ある意味ありがちな
“A boy meets a girl Story”のつもりで読んでいたが、
続編である『星海の戦旗』シリーズはいつのまにか本格的な
スペースオペラに変質していて驚いた。
しかも本巻は怒涛の展開。
それにしても前巻からのインターバルが長すぎて、
それまでのストーリーを全く憶えていなかったのは、
我ながら情けなかった。
続編が楽しみだが、発表はまた10年後になるのかしら?
Posted by ブクログ
まったくのノーマーク。森岡浩之の「星界の戦旗V」が売ってた。しかも3月25日に発行されて、今第4刷。知らなかったよ。何年ぶりの新刊? 昔を懐かしみながら読み、第一部完。最後は「ちょっと昇進させすぎじゃないの?」と思ったが、ご愛嬌ということで、懐かしさに免じ星4つ。第二部は気長に待つことにしよう。
Posted by ブクログ
内容紹介
〈アーヴによる人類帝国〉が〈ハニア連邦〉を併合するはずの雪晶作戦が発動したが、逆に〈ハニア連邦〉は帝都への進撃を開始していた。作戦に加わった、ラフィールの弟ドゥヒールが乗り組む戦列艦も予定外の交戦状態にあった。一方、勅命にて帝宮に呼び出されたラフィールには、皇帝ラマージュから、新たな艦と任務が与えられる。苛烈な戦闘は、アーヴに大きなうねりをもたらすことになる。〈戦旗〉シリーズ・第一部完結!
Posted by ブクログ
星界シリーズ第一部の完了とのこと。「アーブは滅ぶべき種族だと思う」というニュアンスの作者のインタビューを読んだことがあって、なるほど、と思う終わり方。第二部にも多いに期待。日本発のスペースオペラになり得るか、第二部が収まるところに収まればって思いました。^^;
Posted by ブクログ
前巻から8年半……。
読み返さずに読み出すと、内容をほとんど覚えてませんでした(苦笑)
『星界の紋章』は覚えているのだけど。
読むにつれ、次第に思い出していく感覚。
久しぶりに触れるアーヴ語(のルビ)、アーヴによる人類帝国。そうだそうだ、この感覚。
間が開いていたとは思えないくらい、作品の感覚は何も変わっていない。
内容は、『戦旗』の中で一番お気に入りかも知れません。
前巻を覚えていないのも相俟って、個人的に“まさか”の展開。
問題は「続刊がいつでるか?」ですね。
Posted by ブクログ
懐かしい。前の話を覚えてないなあ、と思いながら読み始めたら、だんだん思い出してきた。しかもすごい展開に。今回は大きな話だったので、二部が刊行されるならラフィールとジントがもっと読みたい。
Posted by ブクログ
第一部完結作である本著は、もっともアーヴらしさが描かれた作品でした。アーヴらしさとはつまり、アーヴの価値観や考え方についてです。
アーヴは自らの故郷を滅ぼした親殺しの原罪を持つ種族です。それ故に、彼らは誰かに覚えてもらう、覚えておくということを強く意識しているように見受けられます。
英雄芳名碑の一連の流れはその象徴的な描写でした。歴代の戦没者名をすべて記している英雄芳名碑の存在。帝都が滅ぶさなかにあってもそれを守り抜こうとするアーヴの意志。忘れじの広間管理官エーフとジントの対話。
英雄芳名碑はそれそのものも大事ですが、ただのモニュメントとして重要なのではなく、そこに記憶が付随しているからこそ(場合によっては記憶そのものが主たりえるものとして)重要な存在なのだという事が分かります。
ジントやラフィールなど、中心人物の描写こそ少ない本著ですが、帝国の転換期を描く上で欠かせない重要な話でした。
第一部は完結し、これからのアーヴの歴史は新しい世代へと引き継がれていきます。
第二部が出るのは果たして何年後のことか。
Posted by ブクログ
4巻から随分と時が経ってしまったために前の話しを忘れていたせいもあったが、あの星界軍がこんな窮地に追い込まれてしまうのかと、世の無常を感じました。とはいえラフィールやジントなど主要キャラは相変わらず飄々としているので、常に緊迫感に満ちているわけではなく、読んでいて疲れることはありませんでした。続きを早く読みたいんですが、果てさていつ読める事やら。
Posted by ブクログ
ほんとに久しぶり。
思い出しながら読むため、ゆっくり読みたかったのだが、作者は話を急ぎ、物語は急展開。
ここで第一部完となると、第二部はどの時点になるのだろう?
とにかく次が楽しみ。
この巻では、ラフィールとジントの関係も落ち着いた感じで、進展はないが、第二部で進展するのかしらん。
Posted by ブクログ
第一部完。この巻自体がずいぶん久しぶりで、第一部完となると第二部はいつ出るのだろうか…と思ったら、後書にもそんなことが書かれていた (^^;;;
負けっぱなしのままはやなんで早く次が読みたいんだけどねぇ。
Posted by ブクログ
もう出ないかと思ってました。(苦笑)
おもしろかったです。でも、ちょっと、話が唐突な急展開で、いやにあっさりだったかなー。
第一部完結ですが、物語自体は全然終わっていないので、次が早く出てくれるとうれしいんですけどね。
Posted by ブクログ
懸念はありつつも遂行した作戦が裏目に出、帝都ラクファカール陥落が確実となり皇帝ラマージュは不死鳥作戦を発動。それは未来のために必要な人材や継戦能力を逃すものだった。そのためにラマージュはじめ老人たちが命を賭して時間を稼ぐ/ラフィールとジントはアーヴにとって重要な帝国宝物の運搬を任された/ドゥヒールは戦闘に巻き込まれつついまだ居場所を得られない/ラフィールが危機に陥ったとき救援に現れた不死鳥第七艦隊を率いているのはお待たせスポール。
Posted by ブクログ
ラクファカール陥落。
遷都すべく避難を始めた皇帝の艦船も、あえなく散ります。
なぜ、消え行くものはこんなにも美しいのでしょう。
どうせならば未来は明るいほうがいいに決まっているのに。
またも「未来」を託されたジントとラフィール。
黙ってすっこんでいるはずもないアーヴがここからどう
帝都を再建し、その地位を回復させて、平和な状態に
なってゆくのか。
第二部の読みどころになってきますね。
あとがきを拝見して、著者の森岡さんが
ご病気でいらしたことを今頃知りました。
どんなことも生きていらしてこそ。
続きはまだ?と、読者は貪欲なので思いがちですが
ゆっくりお身体をいたわって頂いて、お元気でいらして
頂きたいと思います。
書き手様も読者も元気であってこそ、
一緒に歩いて行けるのですし。
Posted by ブクログ
私自身はたまたまこの『星界の戦旗Ⅴ』が出てから星界シリーズを読み始めたので、それほど待たされていないのだけれど、9年ぶりの新刊ともなれば多くの人が諦めていたのもごもっとも。
作者サイドにもいろいろあるだろうけど、小野○由美とか田中○樹とか、『読者を何だと思ってるの?』と言いたくなる作家さんが目立つような気がするなぁ。
それでも新刊が出たと聞けば読んでしまうのが悲しいけれど。
さて、今回は何と言っても帝都陥落。皇帝をはじめ、多くの退役軍人たちが粛々と死地に赴く姿が印象的な巻でした。
その一方で、主人公コンビの活躍が少なすぎ?
それとも、主人公たちの恋愛よりもアーヴの歴史記述にシフトしていくのかな?
何にしても、内容を忘れないうちに第2部が始まることを祈ります。
Posted by ブクログ
なんかいつの間にか星界軍が超絶不利になってるんだけど、なんでだったかよく分からなかった。多分、4巻と5巻の間が開きすぎて、忘れてしまったからなんだろうけど。
Posted by ブクログ
何年ぶりだろう?
無理矢理終わらせた感はぬぐえないが、終わらせたことはうれしい。
あとがきには第一部とか書いてあるが、第二部始まるの?
皇帝ラマージュが近衛艦隊と共に戦死、年寄り中心の帝都防衛団も捨て身の防衛。その間に命からがら遷都する。
この戦争には負けるが、ドゥサーニュを新皇帝として再起するところでおしまい。
アーヴは偉い人が先頭にたって犠牲になるところがスゴイ。
でも予想外の裏切り(?)があったとはいえ、いきなり帝都が陥落するまでヤラれる?
Posted by ブクログ
発売日に買っておきながら、今まで積んでいました。
コレで第一部完なのだが、全くスッキリしないので、早く続きが出ることを望みます。
いったい何年待たされるのかな?
Posted by ブクログ
久しぶりの続巻。
病、とのことで最近病で音沙汰なくなる作家って多い気がするのは・・・多分、気のせい。
一大勢力を誇った種族の本拠地陥落というあまりラノベでは例を見ない展開で、
まあ、ハヤカワならでは、といったところか。
もともと傲慢な種族、という設定があるので、このままゆっくりと衰退の道をたどるのかも、しれない。
群像劇になってから主人公とヒロインの影が薄く(とはいえ、そこかしこで主張はしてるわけだが)、どうせなら銀英伝ばりに元主役といえども歴史上の登場人物の一人に過ぎない、をやってくれれば。。。
主人公とヒロインの関係とか、このシリーズのスタートラインを考えるとムリか。