【感想・ネタバレ】部長 島耕作（８）のレビュー

弘兼憲史

現実よりも現実らしい等身大の会社員漫画！ 天才シンガーの少女・ナンシー・アレンの芸名は“Nyacco”と決まり、デビューシングルは大ヒットを記録。サンライトは累積赤字を一挙に吹き飛ばし、いよいよ島耕作は初芝本社に取締役のポストを用意され、戻れることとなった。島の良き理解者にして最大の後ろ盾・中沢初芝電産相談役が突然のクモ膜下出血に倒れてしまい…!?

[ブクログ · ★★★★★]

久しぶりに島の前妻登場、なかなか微妙なことになっていそうだ。
今回一番の印象的な話は、やはり中沢相談役だろうか。チャコのママとの関係も結構意外だったが、大泉会長より早く逝ってしまうとは。葬儀の時のドタバタ劇(?)もなかなか愉快である。実際にあんな葬式もあるんだろうか。
今回は、いろいろな人間模様が見られることになり、男女の関係や、権力、派閥の争いなど、サラリーマン人生の様々な面が見られて興味深かった。さて、初芝の経営状況が危なくなっており、島耕作にも少し暗雲が立ち込めてきたようだ。このピンチをどうやって切り抜けるか、楽しみである。

[ブクログ · ★★★★☆]

恩師である中沢が亡くなってしまう。
万亀もポジションを追われ島の立場も逆風に晒される中、ナンシーのビジネスを加速させる巻です。