あらすじ
学園都市の暗部で起きる事件を処理する『グループ』。最強の超能力者・一方通行、魔術師でもある土御門元春らで構成されたそのチームは、謎のキーワード『ドラゴン』について探っていた。それが、いまの”クソったれ”な現状を打破する唯一の手がかりであると信じて。一方、上層部に無断で行っていたその活動を煩わしく思う者がいた。その人物は、学園都市で最高の権力を持つ統括理事会メンバーの一人。彼の強大な勢力が、『グループ』に牙をむく。同じ時。元『アイテム』構成員の浜面と絹旗は、滝壺の見舞いにやってきていた。そこで突然巻き起こる、浜面の「バニーガール超好き疑惑」。どん引きする絹旗と滝壺を他所に、浜面は決死の釈明をするが……!? 15巻、SSシリーズに続き描かれる、『学園都市の暗部』編登場!
...続きを読む
魔術と科学が交差するとき、物語は始まるというキャッチコピーで有名な本作。
まさにそのとおりで、魔術師と科学者がそれぞれの想いを胸にぶつかり合うことになる。
科学としての能力を養成する学校に通う主人公は、学校の中でも能力が低くおちこぼれという扱いでありながら、とても不幸な学生として強い個性を持っている。
しかし、とある少女と出会うことによって、この不幸という個性が物語のおける核心に繋がってくる。
能力モノが好きな方は勿論、多くの魅力的なキャラクタとその数に合わせた能力数の豊富さにわくわくしっ放し、またしつこくない主人公×ヒロインのちょっとしたイチャラブが見れるので、それらの要素が好きな方にはぴったりな一作。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
「標的に近づいてバーッと乱射した方が簡単じゃないですかねぇ?」
学園都市外部からやってきた傭兵のスナイパー ステファニー=ゴージャスパレス
「手合わせ願おうか」
統括理事会のメンバー・潮岸の側近 杉谷
「じゃーん。当店自慢のウサギちゃんでーす。ご指名のバニーはこの子でよろしいですかー?」
元『アイテム』の構成員 絹旗最愛
「ちっ違う!! こんなタイミングで鼻血なんて絶対におかしい!! 俺はバニーなんて別に……ッ!!」
元『アイテム』の下っ端構成員 浜面仕上
「大丈夫。はまづら、ここは病院だから。鼻血が出ても大丈夫」
元『アイテム』の構成員 滝壺理后
「さて、『グループ』を招集するほどの仕事とは何でしょう?」
『グループ』の構成員 海原光貴
「なぁに。ありきたりな事件の解決だよ。ただの―――殺し合いだ」
『グループ』の構成員 土御門元春
「で、誰を飛ばせばいいのかしら?」
『グループ』の構成員 結標淡希
「……目障りだ。くだらねェ事はさっさと終わらせるに限る」
『グループ』の構成員 一方通行
【あらすじ】
学園都市の暗部で起きる事件を処理する『グループ』。最強の超能力者・一方通行、魔術師でもあり能力者でもある土御門元春らで構成されたそのチームは、謎のキーワード『ドラゴン』について探っていた。それが、いまの”クソったれ”な現状を打破する唯一の手がかりであると信じて。
一方、上層部に無断で行っていたその活動を煩わしく思う者がいた。その人物は、学園都市で最高の権力を持つ統括理事会メンバーの一人。彼の強大な勢力が、『グループ』に牙をむく。
同じ時。元『アイテム』構成員の浜面と絹旗は、滝壺の見舞いにやってきていた。そこで突然巻き起こる、浜面の「バニーガール超好き疑惑」。どん引きする絹旗と滝壺を他所に、浜面は決死の釈明をするが……!? ⑮巻、SSシリーズに続き描かれる、『学園都市の暗部』編登場!
【あとがき】
今回の話は冒頭で説明しました通り、原作小説一五巻と密接に関係する物語です。科学キーワード満載で、一五巻のラストで思わせぶりに出てきたキーワード『ドラゴン』を軸にしています。
今回の話の最後にエイワスも言っていますが、一口にヒーローと言っても色々な種類があります。誰よりも善を求めた悪党である一方通行や、ワゴンセールの雑魚キャラ状態で『殺されるのが当たり前』のポジションから自力で這い上がってヒーローとなった浜面仕上。彼らのヒーロー像は上条当麻とはまた違ったもので、唐突に登場させるのが楽しくて仕方がなかったりします。……もっとも、これは『上条当麻の物語』という主軸があるからこそ効率的に盛り上げられる、『それとは対照的な悪党やチンピラの物語』だと思っているんですけどね。
白井黒子にしても後方のアックアにしても、『何らかの大切な人や物を守る』ために命懸けで戦うキャラクターが、どうしようもなく好きなのかもしれません。終章のサブタイトルは当初Hope_in_Hand.で『手の中の希望』にしようかなと考えていたのですが、Brave……勇気と変更したのも、そんな主人公達にはそっちの方が相応しいはず! というイメージがあったからだと思います。
それぞれの勇気を手にした彼らが繰り広げる戦いとは?
Posted by ブクログ
学園都市の暗部編。
暗部の抗争を抜け日常(?)に戻ろうとする『アイテム』のメンバーと、「ドラゴン」について調査を続ける『グループ』の話。
能力も知識もないのにアレイスターにすら警戒され、蘇ってきた麦野をまた撃退する浜面がものすごい主人公です。
麦野はなんか可愛そうだなあ。
そして滝壺はTHEヒロインという感じで分かりやすい。
グループの方は海原の組織の話に進展があったのと、ドラゴンの正体がエイワスだってことが判明したくらい。
海原の話は新章の方でやったりするのかな?
浜面と一方通行の面通しは済んだことだし、主人公は揃ってロシアへ。
それにしても、大魔王絹旗はなんて恐ろしいんだ!