【感想・ネタバレ】あとかたの街(1)のレビュー

あらすじ

太平洋戦争末期の昭和19年、名古屋。木村家次女・あいは、国民学校高等科1年生。青春真っ只中にいるあいの関心は、かっこいい車掌さんに出会ったことや、今日の献立のこと。自分が戦争に参加しているなんて気持ちは、これっぽっちもなかった――。しかし、米軍にとって名古屋は、東京や大阪と並んで重要攻撃目標だった。少女・あいにとって、戦争とは、空襲とは、空から降り注いだ焼夷弾の雨とは、一体何だったのだろうか。

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ネタバレ 購入済み

名古屋空襲

母が名古屋出身なので興味を持ちました。

個人的には高等科の話が興味深かったです。
祖母も伯母達も高等女学校に進学したので、
高等科の事は全く知らなかったのです。

読んだ感想は「何だ、一緒じゃん」
伯母達が在学中の頃も主人公と同じように作業をしていたそうです。
主人公に思わず「隣の芝生は青い」と言いたくなりました。

主人公の同級生が女学校を中退したお話、徴用逃れで中退は結構あったようです。

まだ1巻しか読んでいませんが、続きが気になります。熱田空襲も出るのかな?(母の実家が熱田区なので)

1
2015年11月19日

Posted by ブクログ

いつもお腹が空いているし、お洒落も全くできない。でも女車掌さんに憧れたり、卵焼きに驚喜したり、近所の男の子にときめいたり…。戦時下であっても、あいは普通の女の子です。
しかし日常はじわじわと逼迫していく。戦争が生活を蝕んでいく。あいの普通さが状況の異常さを際立たせています。この戦争を続けるのはもう無理なんじゃないかと誰もが薄々思っているのに、今迄に支払った犠牲が大きすぎて、やめるにやめられないのです。
戦場を描くことだけが戦争を描く事ではないんだなと思います。

1
2015年03月13日

Posted by ブクログ

太平洋戦争中の庶民の暮らしをほのぼのと描いた作品。舞台は名古屋。時代考証がそれなりにしっかりしているところも含めて、こうの史代みたいなマンガだと思っていればそれほど間違いはないかと。ヒロシマと名古屋では、おのずと今後の描き方が変わってくるのだろうけど。

1
2015年10月24日

Posted by ブクログ

新聞で紹介されていて存在を知ったマンガ

昭和19年 戦争の末期の頃
当時の異様な空気感がじりじり伝わってくる

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2014年10月12日

無料版購入済み

戦時下の日常譚

この作品は別の電子書籍(BookWalker)で購入済みですが未読のまま積読になっています。
時流に乗って動くだけの人って出てくるでしょうが、そういうのに限って変わり身が早かったり。国債、紙屑になるんで、買わないのが正解でしたね。

0
2023年08月15日

Posted by ブクログ

戦時中の話。
主人公がどんくさくてちょっとイライラする。
朝ドラっぽい感じなのかも。

戦争ものって暗いし貧しいから見てるほうもひもじい気分になってしまうから好きではないんだけど、やはり日本人として知っておきたいっていう気持ちがあるから読みたくなってしまうね。
この漫画は絵もすっきりしてるしとても見やすいです。

0
2016年11月27日

Posted by ブクログ

少女の目線から描かれた戦時中のお話だからでしょうか。今まで読んだ戦争のお話の中でも軽やかな雰囲気で描かれていて読みやすいかなと感じました。でも、突き付けられる現実はやはり厳しい。常に空腹で勉強もお洒落もろくに出来ない。お国のために働き敵の爆弾に散る。少女たちに襲いかかる死の恐怖たるや…。想像するだけでも恐ろしい。でも知っておかねばならない事なのだろうと思いました。

1
2015年03月24日

無料版購入済み

鼻が無いのがめちゃくちゃ気になるんですよね…
父親も学生にしか見えないし。
路面電車の横走るとか車掌さんに食べ物ねだるとかいくらなんでもあり得ない。

0
2025年11月04日

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