あらすじ
世間の片隅で三文小説を書いて暮らす冴えない独身男のダンナさん。でもそんな彼の家には、可愛くて家事上手な女中の「ヤイさん」がいる――。新たにメガネっ娘の文学少女・セッコちゃんも登場して、ますますドキドキほのぼのさせてくれる、好調シリーズ第2弾!!
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やりたいことにチャレンジ
ダンナさんの小説家になる前の話も描かれていました。本音でやりたいことにチャレンジしている。まだ売れていなくてもすごいことと思います。
Posted by ブクログ
畳の部屋に木の机、木造家屋が建ち並び、未だ舗装されていない「土の道」が、ごく普通の情景であった頃の「昭和」の日々。
そんな世間の片隅で、三文小説を書いて暮らしている「ダンナさん」と、その家に住み込みの女中として働く、「ヤイさん」の、「恋愛未満ほのぼの日常ストーリー」です。
描かれているお話と、登場人物の存在もさることながら、その画風からも、昭和の空気感がひしひしと伝わってきて、作品を読んでいる間、自分自身の記憶の中にある「昭和の頃」へと誘ってくれる魅力に満ちています。
木造家屋、縁側、ちゃぶ台、土の道、夕日に映える甍の波、柿の木、駄菓子屋、ガチャガチャ、ガキ大将、行きつけの喫茶店、文学少女……
ヒトツでもピンと来るものがある「昭和世代」なら、この作品の中に、きっと懐かしく感じられるものがあると思いますよ。
どこをとっても「昭和」が感じられる本作に、思わず、作品自体も昭和の発行なのでは、と感じてしまうほどですが、その帯や裏表紙に輝く「女中さん萌え」の一言に、確かに平成の発刊であることを実感できます(笑)
「木造迷宮」の発売当時に、「第1巻」という表記が見当たらず、その本の最後のお話となっていた第十話でも、十分に後味のよい終わり方に感じられ、掲載誌である「COMIC リュウ」の定期購読もしていなかったわたしは、その後の連載経緯を知らず、てっきり、一冊で完結したものと思っていました。(^^;
「木造迷宮」を読んだ時点で、しっかり「お気に入り」になっていたのですが、こちらでのご紹介時期を逸してしまいまして、「木造迷宮2」の発売を機に、あわせて登録させていただきました。m(_ _)m
気になる第3弾の「木造迷宮3」は、2010年新春発売予定です。