あらすじ
五・一五事件から二・二六事件に至る時代、すなわち昭和7年から11年は、近代日本の曲がり角ともいうべき時期だった。彼(か)の人は敢然とクーデタの鎮圧にあたるが、その行動がなぜ戦争への歯車を逆転させることに繋がらなかったのか。宮中側近、リヒャルト・ゾルゲ、太宰治、古川ロッパ……多彩な人物の視点から描く、大河評伝第四部。
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Posted by ブクログ
上海からの早期撤退要求は、陸軍をして彼の人を疎ませた。彼の人もまた、自らを軽んじる軍の対応に不満を抱いた。一連のクーデター事件、叛乱を絶対に否とする天皇の強い意志。その事が戦争への歯車を。