【感想・ネタバレ】薔薇王の葬列 1のレビュー

「私の名を残せ 王の名だ」
1450年代のイギリスでは、ランカスター家とヨーク家が王位継承をめぐる「薔薇戦争」を繰り広げていた。ヨーク公爵リチャードの息子として生まれたリチャードは、実の母に「悪魔の子」と呼ばれながらも、父や兄たちと王冠をヨークのものにするため戦っていた。一方ランカスター朝ヘンリー6世は、戦いで血が流れることに苦しみ精神を病んでいた。そんな2人がただのリチャードとヘンリーとして出会い、友情とも愛情とも言えるものが育っていく。互いの運命を知ったとき、2人は何を思うのか。30年に渡る戦いの中を生きる2人から、一時たりとも目が離せない…!
「他の人と違う」リチャードにとって「父の名をもらった」ということが、心の支えになっていたのは間違いありません。しかしそれと同時に枷にもなっていたのだと思います。父を自分の光であり、生きる意味だと考える彼が、その父の亡骸に対面し口づけたシーンには鳥肌が立ちました。王の名を継いだ者は、必ずしも王冠を求めなければいけないのか、一人の人間としてただ生きていくことはできないのか、リチャードの幸せは何なのか、多くのことを考えさせられる作品です。

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おもしろい!

最初はまずリチャードやらエドワードやら同じ名前がたくさんでてきて分からなくなるが、わかるようになると面白い。

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2024年01月01日

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リチャード

白薔薇のヨークと赤薔薇のランカスターの両家が王位争奪を繰り返す薔薇戦争時代。呪われていると言われるリチャード。これからどうなる!?

#ダーク

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2022年10月04日

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泣ける

母親に愛されないリチャードが可哀想で泣けます…でもお父様は立派な方なのが救いです。
なのに、お父様が…泣!

#泣ける #切ない #怖い

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2022年06月17日

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戦争と薔薇

読んでからレビューで知りましたが、シェイクスピア原作なのですね。ものすごく納得しました!!←
そんな訳で、原作を全く知らずに読んでいます。

3巻無料とあったので、試しに手にとったのが運のつき(苦笑)。実際には有り難くも5巻無料だったのですが、そこで我慢できる筈も無く…結局、現在発行している全巻大人買いしました。

美しいイラストとストーリーにぐいぐい引き込まれ一気読み必至ですが、楽しいとか幸せとかいい話だ~という感情は一切無く。とにかく辛く苦しい。
巻が進む毎に主人公の幸せフラグがボキボキ折られる無慈悲に、もういい加減にして!!と叫びたくなります。乗り越えても乗り越えても襲い掛かる悲劇が、実は乗り越えている様で悲劇が増し増しになっている気がします。ごく稀に生じる希望や幸せの蕾が、折る為に用意されたものの様に尽く折られ、どんどん悪化していく…流石シェイクスピア。

悪魔の子といわれる主人公ですが、話が進む一方で…
冒頭辺りの話ですが、(亡くなった主人公の父が首を落とされる直前に)主人公が殺されたと思いこまされ、後世の希望が潰えたかの様に絶望する様に、何故彼はこの主人公を大切に想っていたのかが気になります。妻(主人公の母)は、執念深く憎悪する程に主人公を嫌悪しているというのに。

そんな唯一の愛情を向けてくれた父だからこそ、主人公が亡くなった父の幻影に縛られるのですが。

主人公には幸せになって欲しい。
幸せになって欲しいと思うのですが…
してくれるだろうと思っていた人物その1は人格が壊れ記憶を失い暗殺者になるわ、人物その2は一か八かの賭けに敗れ命を落とす始末。仮初め夫婦だろうと運命共同してくれる筈だった彼女も病に倒れ(そう)。
この辺りが、終盤のベルサイユの薔薇を彷彿とさせられます。戦争、噂に踊らされる民衆、容赦なく襲い掛かる血と悲劇。

最終的に、どこに行き着くのか全く予想できません。

#切ない #ドロドロ #ダーク

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2022年02月05日

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アニメを最新話まで観て続きが気になり、マンガ版も読みたくなっていたら、ちょうど無料で3巻まで読めました!

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2022年02月02日

匿名

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大好きだけどつらい

つらいつらい身が引き裂かれるよう。16巻は、読まなければ良かった。1番悲しくつらい巻だった。何が幸せなの?どうすれば幸せになれる?リチャードを誰が支えるの?希望が見えなくて心が重い。バッキンガムには生きていてほしかった。斬り合わずに済んだからホッとしたのに、あんなのってない。バッキンガムは大きい。私の心もポッカリ穴が空いた。17巻をこんな気持ちで待ち続けるのは拷問だ。お願いだから、リチャードに幸せを。

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2021年12月26日

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熟女は怖い

バラに詳しい人はご存知の花「ヨーク アンド ランカスター」
一輪毎に「白ばらのヨーク家」と「赤ばらを紋章としたランカスター家」を表現した美しい花です

 美しい薔薇とは反して女どもは恐ろしい。
妖怪か悪魔かと思う

 シェークスピアがベースと聞きましたが、
知っている限りシェークスピアの話はbad endなので
今から不安です
 でも読みます

#泣ける #切ない

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2021年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

原作があるみたいだから、知ってるとより面白いのかもしれないけれど、結構戦況が変わったり、象徴的に描かれたりして、難しい。
同じ名前の人多いな…。近しいのに相性の悪い人達も多いな…結構皆勝手にしてる感じがすごい。
リチャードの寄る辺なさと激情が切ない。リチャードだけずいぶん似てないのが少し気になるけど、成長してきてなんかカッコいい。
最後が父の死?…どうなるんだろう。

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2022年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

よくわからないけれどポンポンお話が進むのでなんとなく雰囲気が分かればついていける…というか雰囲気で読むお話かなと。読んでいる間中、不思議な世界観のとりこになりましたよ。敵同士で好きになってしまうってロマンがあるなあ。
菅野先生のイケメンはほんとイケメンだよ。

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2015年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中世イングランドは専門ではないので、読んでいて頭の中が?マーク満載に。
Wikiで、リチャード3世とヘンリー6世の史実とシェイクスピアの戯曲を調べてようやく何となく分かるように。

リチャード3世の身体障害については、実際にはいわゆる“せむし”だったようですが、本作では半陰陽(男の子なのに胸がある)という扱いになっていますね。
実態は今後明らかになっていくのでしょうか。

ジャンヌ・ダルクが亡霊みたいになってヨーク家を呪い続ける、みたいな設定もなかなか斬新です。

が、とりあえず、今のところ一番の萌えポイントは、ヘンリー6世の笑顔!!!

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2015年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シェークスピアの『リチャード3世』と『ヘンリー6世』が原案のダーク歴史ファンタジー。
薔薇戦争…そういえば、そんなのがあったような〜なぐらいの認識の私。ステキな題名に惹かれてと安易な気持ちで手を出してしまいました…果たして最後まで読めるのか?!

両性具有として生まれてきたリチャードが主人公。現王赤薔薇ランカスターのヘンリーを退けて、白薔薇ヨーク父リチャードに王位を奪還してもらいたいと願っている。呪われた子として母親に愛されず疎まれているが、父には名前を分けてもらうほど。

一方争いごとを好まず平和を愛する現王ヘンリー。戦を逃れて森でいるところ、子リチャードと偶然出会う。
敵対する相手と知らず、子リチャードに癒されるヘンリー。このまま、羊飼いにならせてあげたい。可哀想。
そしてランカスターの女帝が好戦的で怖い。リチャードの母も違う意味で怖いよ。ミセスたちが怖いのよ。

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2022年06月20日

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