あらすじ
久々のシティーハンターへの依頼は「核爆弾の処理」!! 新宿の街全体を人質にとった悪質なイタズラかと思いきや、コインロッカーから本物の核爆弾が!!! 姿を現さない依頼人は、ケータイ越しに要求をしてくるが…。新宿壊滅の危機を乗り切れるか――!? そして依頼人の目的とは――!?
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困難な状況から
姿を見せず、とんでもない爆弾を抱えて「あっちこっち」と誘導する存在。
翻弄されつつも、社会を思い、人を思う心と心が重なり合っていく。
Posted by ブクログ
今回は3つのお話。
1つ目は前巻からの続きで、津波に流れて行方不明の父を持つ走君のお話。これは想像通りの終わり方でした。
2つ目は帯にもある核爆弾で獠たちを脅迫して探し人をした依頼人の話。
最近獠って人殺ししてないなぁって思って、そっち系の話かと思ったら、全然違う展開になりました。確かに田舎の分校だったりすると、年齢の異なる子たちを一度に指導したりするから、最初の段階ではつながりが分からなかったのも納得。
依頼人が某国の工作員ということで、最後は陳さんのつてでかくまうのかと思ったら、今回は切ない結果になっちゃいました。ハッピーエンドで終わらないときがあるのもいいかもしれないですけど、今後の彼らの生き方が変わりそうな感じがしました。
3つ目は信宏の妹の話。2つ目の話の依頼人が自分と同じような境遇だったことから、過去の記憶にうなされるようになった信宏。
まだ出だしなんで、妹と偶然再会はしたけど、次巻の予告を見る限り、なかなか一筋縄ではいかなさそうです。
とはいっても、中国系のチンピラやくざとかだったら、最後は陳さんの鶴の一声で解決しそうな感じはしました。
今回は切ないネタが多かったかなぁ。
笑えたのは、意外に慌ててた久しぶりの冴子さんだったかもしれないです(^^ゞ
核爆弾の話は昔のシティー・ハンターのようなアクション中心の話になると思ってたら、あっさり終わりました。いきなり冴子のところに爆弾を持っていくシーンは笑えました。