あらすじ
翔の自殺を止めるため、手紙の力を借りて行動してきた菜穂たちは、体育祭の日に翔の笑顔を見て「救ってあげられる」と感じていた。しかし手紙には12月31日に菜穂と翔がケンカしてしまうとあり一抹の不安を覚えていた。翔の未来を変える事はできるのか?運命の日は刻一刻と近づいている…。ついに完結!
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ある日突然、未来の“私”から手紙が届いたら、どうしますか?
高校2年生の菜穂の元に届いた手紙。そこには、10年後の彼女が高校生の自分に向けた、後悔の言葉と必ずやって欲しいこと、そして、翔のことを救って欲しいということが書かれていた。最初は疑う菜穂だが、手紙の内容が現実になるにつれ、信じるように。未来の菜穂はなぜ過去の自分に手紙を書いたのか。そして未来は変わるのか…。
SF・ミステリー的な要素も含んだ、繊細で切ない少女マンガです。一見よくある物語設定に思えますが、未来を変えたくても臆病な“自分”という超えられない壁がある故に、一歩踏み出せない菜穂に誰もが共感するのではないでしょうか。
特に、大事な人に思いを伝えられないでいる方に、読んで欲しい一冊です!未来でも過去でもなく今だからこそ、その思いを伝える大切さが分かり、勇気が出てきます。
本作と一緒に収録されている可愛らしい作品「春色アストロノート」もおすすめです!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「別の世界」で何が起こってしまうのだとしても、
私たちは、「この世界」で、あなただけは救いたかった。
きっと彼らは、「別の世界」でも、
「誰か」を救うために悩んで、苦しんで、右往左往して、
それでも、その「誰か」を救い続けるんだろう。
救われた存在である翔が、
誰かを救った世界だってあるはずだ。
そう信じている。
イイ!
すごくよかった!!非現実的なお話なのに、考えさせられる内容でした。どうしてこんな簡単なことが言えないの!?と何度も思ったけど、まだ高校生、大人になれば簡単なことも出来ないものですよね。上手く行かないもどかしさで何度も涙が出ました。。高校生にはまだ友達に悩みを打ち明ける勇気も、悩みを聞いてあげられる余裕もなく、一人で抱えきれずに命を絶ってしまう人がいる中、あんな仲間に出会え皆に想われている翔は幸せだね。翔の生きている世界の10年後のお話も見たいっ!!
Posted by ブクログ
「orange」5巻目、無事に読み終わることができました〜!
最初はゆっくり進んでいたけど、最後の方になっていくに連れてどんどんテンポが早くなっていきました。
でも、無事に翔が助かって良かった…!
本当に嬉しかったです(*^_^*)
今までの菜穂ちゃん達の努力が無事に実ることができてホッとしたという気持ちです。
10年後の菜穂さん、あず、貴子さん、萩田くん、須和くんのみんなの願いが無事に叶うことができました!
この作品で、私はこんなにも時間が大切なことなんだとわかることができました。
一分一秒がものすごく大事なんだなぁと感じることができました。
翔みたいに後悔してる人は世の中に沢山います。
あの時こうしていなければ…
あの時あの一言を言っていなかったら…
誰もが思うことです。
だから、今を大切に過ごそう、楽しもう!
これから後悔しても大丈夫なように。
その大切さを改めて気づかせてくれました。
この「orange」に出会うことができて
本当に良かったです!
またこのような素晴らしい作品に出会えますように。
Posted by ブクログ
最高に素晴らしい漫画だった。
詳しい話は実際に読んでみて自分で気づいて欲しいけれど、
"仲間って最高、仲間の絆って最高・最強、
みんなの強い想いが、翔を救った。
未来を変えることが出来た。
未来から来た手紙は、過去の登場人物それぞれに
暗い未来を知らせることになった。
だけど、みんなの絆で、その後悔は、絶対に後悔で終わるのではなく、素晴らしい明るい未来をつくっていくことに繋がっていく。
タイムマシーンやタイムカプセル、パラレルワールドなど、夢のような物も、夢で終わるのではなく、人間の"技術"を超えた想いが絶対に勝つ。思いは過去へ、その思いは未来へと、結果的に良い結果を生み出すことになる。これから先、どんな未来が待っていて、どんな未来を選択したとしても、絆は、幸せを創り出す。それに気づくことの出来たこの漫画『orange』は、最高!!最高の青春物語。
『春色アストロノート』も、ハッピーエンドで終わって良かったね。
とにかく、せつない
1巻から衝撃的で、翔の未来が気になって一気に読んでしまいました。
高校生にはあまりにも大きな事を抱え込みながら5人は日々の一つ一つの出来事にドキドキし生活を送りつつも、時にはキチンと本音でぶつかれる6人の友情って本当に素敵だなと思いました。
こんなに一喜一憂しながら読める作品は久しぶりでしたが、読み終えて切なさでいっぱいになりました。
誰しも大なり小なりの後悔と共に生きてはいるでしょうが、それがとても良く描かれていて、個人的にとても響く作品でした。
救える世界
1人を救おうとするとそれを知ってる人が我慢をしているようで。。それも本人達が決めた事ですが。。とにかく友情の厚い世界でした。須和はとても良い人で、頼れる存在でした♡
Posted by ブクログ
はじめて読んだ作家さん。恋愛漫画じゃなくて、翔が前を向けるまでのストーリーとして読みました。
生きてることが1番辛い、生きてる意味がわからなくなる、最初から全部やり直したい、と大切な人に言われた経験がある身からすると、翔が母親を亡くして自分を責めて追い込む気持ちも、翔が死へと向かう心情も、とてもリアルで苦しかった。強くならなきゃ、しっかり生きなきゃ、でも生きていく希望がない。その揺れ動く葛藤が、まさに生死の天秤で、母親のメールを読んだ時にガクンと天秤が傾いてしまったシーンが目に浮かんでしまった。
人を助けるなんて、救うなんて生易しいもんじゃないし、それこそこっちも命がけだから、菜穂の周りに信頼できる友達がいて良かった。悩みを打ち明けるのが怖いっていうのもとても分かるし、生きることとか死ぬことなんて軽々しく相談できない。人に簡単に言えたら悩んでない。死にたいことを口に出してしまうと、みんなと一緒にいれない気がして明るく振る舞う翔の気持ちもとてもよく分かる。だから、こじ開けてでも真剣に聞いてくれる人が側にいることが必要だったんだと思う。
小さなことを積み重ねて、翔の心を救うために、後悔しないために、1人じゃないよと伝えるために、みんなが頑張るのが、とても嬉しかった。きっと手紙が届いた世界の翔も、これからも何度も天秤は動くだろうと思った。けれど、大丈夫だと思いたい。
希望、ってゆう言葉を受け入れたくなる、そんな作品だった。
Posted by ブクログ
本編最終巻。ここまで菜穂たちが沢山の事をして翔を守ってきたけど、どうしても翔の中にはまだ影があるのね。どんだけ闇深くなってるんだろう。母親死んだら仕方ないのかもしれないけど。ホントに須和くん最高だな。告白はしないけど喧嘩して泣く菜穂をしっかりと支えに行って。ホント最高。ホントMVP。途中に一話分、翔目線のストーリーがあってどんだけ翔が悩んでいたのか、いつもの笑顔の裏ではどんだけ苦しんで悩んでいたのかがわかるものがあった。これすごく重要だよね。重いけど。これ少女漫画として普通に連載してたんだよねって思ったらめっちゃ異色だと思った。ただの恋愛漫画じゃないもんね。翔が自殺する運命の日。こんなに色々したのにまだ死にに行くのかと思ったけど、一応翔も変わってたんだね。良かった良かった。自転車壊してたのうけた。さすがだわ。最終話すごくよくまとまってると思った。私は好きな終わり方。翔が生きてる世界でも須和くんが幸せでありますように。
春色アストロノートはやっぱり竜秋が面白かった。イケメン2人も出てくるのによりによってってところが面白かった。
最後の作者さんのあとがき良かったな。失わなければならない命は何一つないこと、一日一日を、今を、一瞬を、自分を、大切に。本当にその通りだと思う。
Posted by ブクログ
泣けました。
暖かい話だね。それ以上に、勇気の出る話だね。
こんなに素晴らしい作品って知ってたら、もっと早くから見たのに!
巻末に書いてある作者のコメントが、多くの人に届くといいなぁ〜。
これは名作です
少女漫画でこんなに泣いたのは初めてかもしれません。
翔を思う皆んなの心が純粋で、切なかったです。翔のどうしようもない心理描写もリアルで、読んでてぐいぐい引き込まれました。
翔のお母さんは、あんなに翔のことを考えて行動していたのに、何故最後は自死を選んでしまったのか。それだけが理解できませんでした。
お母さんにはお母さんにの心の闇があったと思いますが。。
Posted by ブクログ
結末を知りたいけど、終わってほしくない…。そんな作品でした。
手紙を送った菜穂たちの未来に翔はいないけど、もうひとつの未来で翔が生きていてくれればというみんなの願い。
変えることがいいことばかりではないけど、変わったかどうかも翔のいない未来の菜穂たちは知る由もないけど、それでも救おうってがんばった5人の健闘に拍手!
ラスト、いい余韻のまま読み終われました。
Posted by ブクログ
当初の予定(全3巻のはずだった)より長引いたものの、無事に完結。もうちょっとグダグダな終わり方になると思ったら、予想外に綺麗に終わってビックリ。未来からの手紙が過去の自分たちに届いた理由だけは、やはり納得できる説明はなかったね(別に必要ないけど)。
Posted by ブクログ
最終巻!!!
最初はMCの方で読んでいたので結末を読めないのじゃないかと心配していたけど完結まで読めてよかった☆
過去の出来事を変えるってのは今が今ではなくなってしまう事、でも後悔は残ってしまっていて…
だから最後のパラレルワールドっていうのが良かった!
翔と菜穂が幸せそうなのが見れるのは嬉しかったけど、じゃあ須和は?っと思ったり…
未来の須和と菜穂だって幸せなはずだよねって思うし…
過去があるから今ある命もあるわけで、それが変わってしまったら無くなってしまうのかと思うと、どっちが良いと言いきれない。
過去の須和が手紙で未来の自分を知っていてそれを隠してるのがすごく優しくて菜穂の事を大切に思ってるんだなと感じました。
そして翔目線のお話が読んでいて辛かった…
本当は菜穂の事すごく好きなのにね、頑張れって気持ちになってしまった。
そして、翔が出会った友達がみんなで良かったねって心から思った!
全巻通して本当に泣けた!これは本当に最後まで読めて良かった!
みんな良い子で好きだけど、私は須和が一番素敵な人に見えたなぁ~
そして萩田を嫌いになれない!結構好き!笑
Posted by ブクログ
今までみんなで頑張ってきたことは無駄じゃなかった。
自分の恋を殺しても翔を救いたいという須和の意志は、未来も、今も同じだったんだな。
きっと未来の須和は、そのことを一番後悔しているんだと思う。
パラレルワールドの10年後はどうなったのだろうか。
番外編で読みたい気もするけど、これはこれで終わらせてしまうのもありかな。
Posted by ブクログ
最終巻は未来の話と現在の話が半々くらい。
助けられなかった友達を助けたい、という気持ちは分かるけれど、その友達が亡くなったから生まれた命もあったわけで、そこに葛藤はないのかとチラリと思っていた。でも「過去を変えて自分たちのいる世界は変わらない。(パラレルワールドが変わるだけ)」という前提で手紙を出したのだという下りで納得。
Posted by ブクログ
orangeいよいよ完結した。
翔の悲劇を防ぐために、がんばる主人公たち。
5巻で完結ということで、キリもいいストーリーになっているけど、もう涙なしでは読めない作品でした。。
苦いねぇ
過去からの手紙、ファンタジックで素敵だわ〜なんて軽い気持ちで手にした本作。後悔するくらいズッシリと切ないお話でした、、あっイイ意味で(笑)。分かりやっすいのが好きなので本作をハピエンと言って良いのか分かりませんが、この結末だからこそこのお話が成り立っているんであって夢見がちなばっかりじゃ味わえない魅力があるんだと思えます。翔も幸せ、だったよね?
ただね〜やっぱり分かりやっすいハピエンが好きなので(笑)個人的な嗜好に反してるってことで低めでスイマセン☆3.5ツ。
せつない
LETTER19は胸が押しつぶされそうなくらい切なくて、何度読んでも苦しくなる。翔の本心。そして翔になにがあったか、が分かるから。
でもみんなが翔を救おうとしてきたことが、最後にはちゃんと伝わっててくれてよかった。
パラレルワールドってやっぱりややこしいから、結局どうなったの?と思うこともいっぱいあるけど、わたしはハッピーエンドが好きなので、誰もいなくならなくてよかったと思う。
この先にはいくつもの道があって、どれを選んでもその先にはそれぞれの世界がある。
選択は正しいか間違ってるかではなく、選択した後に後悔なく進んで行けるかが大事なんだということなのかな。
Posted by ブクログ
全巻通しての感想です。
あの時ああすればよかった…という後悔をしないよう、未来の自分から手紙が送られてくるというアイディアが良い。転校生と周りの友達を主軸に物語が進んでいくのだが、優しさや切なさが巧く散りばめられていて、そこに未来からの手紙が効果的に出てくるので全体として上質な物語に仕上がってる。分量もちょうどいい感じで読み終えると心地よい読後感がある優しい作品。
Posted by ブクログ
これで完結。
須和君、やさしすぎ。ちょっとかわいそうな気がしてしまった。
未来は結局どうなった?
はっきり書かれていないからよくわからなかったけど、現世界では菜穂と翔は結ばれてめでたしってことでOK?
とりあえず、翔の自殺はその時は防げて、皆の思いは通じたということはわかった。
全編を通して未来の菜穂の行動には少々ひっかかった。
須和と結ばれて子供までいるのに、過去の後悔ばかりで、あまり幸せそうじゃない感じ。翔の自殺のことで幸せに笑えない、という気持ちは想像できるけど、結局本命の翔が死んだから仕方なく須和と結婚した、とも思えて。
「翔が生きていてもやっぱり須和を選んだ」、という菜穂のセリフもあったけど、その場をとりつくろったような気がした。
その言葉が真実なら、続編で、現世界の菜穂が翔ではなく須和を選ぶまでを描いてほしい。
最後がなんだかもやもやしたけど、おもしろかったことは間違いない。最後まで一気に読みたい作品だった。
Posted by ブクログ
翔があまりにメンヘラで最後の最後まで手に汗握るもはやスリラー小説。
予想通りではあるけど、ほっと安心するとともに涙腺の緩むラスト。
素敵なお話。
個人的には全5巻のMVPは須和で、お気に入りはハギタ。
Posted by ブクログ
菜穂の元へ未来から手紙が届く。未来を変えてほしいと。日記にそれぞれの日に起こること、どうしてほしいか書かれている。新たに転校してくる翔に心惹かれるが、翔は自殺するらしい。それを止めるため奔走するが、止めるには翔の心の中にある闇を救わなければならない。
最終巻は自殺するXデイがやってくるが、心を閉ざす翔の心に届くように、必死にアクセスしようとする。心の闇(母の自殺の原因が自分であると攻めている)を解消できるわけではないが、必死な思いは届くか?
人々の交流はゆるいものですが、誰かを救おうとか、強い思いを持って、大きく人の心に踏み込みあえる友人が思春期にいることは幸せだな~と感じました。
Posted by ブクログ
少女マンガ特有のすれ違いだとかハッキリしない二人のもどかしさにモヤモヤしながらもラストが気になり最後まで飽きずに読めました。スッキリと終われてよかった、かな。パラレルパラレル
Posted by ブクログ
最終巻。ここまで泣いて泣いて、最終巻は思ったよりあっさり?予想通り終わった感じ。
物足りない感じもしたけど、でもハッピーエンドで良かったなと。
最後までどう転ぶかハラハラした。
たくさんのパラレルワールドがあって、その中で翔が幸せになる世界があって良かったと思う。
タイトルの意味もようやく分かってスッキリした最終巻だった。
Posted by ブクログ
ラストはむむ?という感じだけど、
翔が生きてくれてうれしい。
「翔のせいじゃない」っていうのが翔を傷つけていたんだね。だから須和君の「おまえのせいだよ」に救われたんだと思う。そこにいることを実感させたんだと思う。
翔のために変わろうとした菜穂の姿もいい。
Posted by ブクログ
これは、ラストは賛否両論だろうな…と。
タイムパラドックスを考慮に入れたら あ ある意味 なんでもアリかもしれないと思う 。個人的には 須和くんが好きなので、翔との未来を望んでないということはあります。
キャラクターが立っていて、ご都合主義が皆無とは言わないけれど、高校生活が懐かしくなります。
Posted by ブクログ
考えさせられるものがあった
喧嘩のシーンが印象的
「楽しいこと、幸せなこと
なにを言えば喜んでくれるのか全部知りたい。」
菜穂の翔への思いのシーンがなんかくるものがあった
その日
とうとうその日が。ちょっとずつ積み重ねた変化が実を結ぶのか。
パラレル設定なので変えて良かったのかどうかは当人たちにはわからないのだけど・・・。
Posted by ブクログ
アルウィン マフラーしてるかわいい 謹賀新年 ミルクセーキ 待ち合わせに困ったじゃねーか 目印じゃねーわ 今年もまた弘法山が一面桜色に染まった 夏は上高地 秋はアルプス公園の紅葉 冬は雪の降る松本城 ブラックホールでタイムスリップができるかもしれない バミューダトライアングル=西大西洋にある"魔の海域"って呼ばれている場所 宝物 分岐した新しい世界 マッシュポテト 十字路 別の世界にいる翔を救おう オレンジ色に染まる空や街や桜 メッシに会いに行く 青春アストロノート最終話 選ぶ道は一つだけではない事、選んだ道の先にもいくつもの未来がある事
Posted by ブクログ
パラレルワールドですね。どういう展開になるのかと思ってましたが、こうなるか~なるほどって感じでした。
自転車こわしちゃうってあんたもすごいね笑
Posted by ブクログ
ラストをどう描くかでこういうタイムスリップものは優劣分かれると思うけど、
ボクたちに伝えたいメッセージは強く表現されているし、
ラストも気持ち悪くなくスッキリしていて好感が持てた。
映画に興味が湧いてきた。
Posted by ブクログ
待ち遠しかった最終巻ですが、読んだ直後はなんだか消化しきれない思いがぐるぐるしてしまったので、今頃書いてる。
私は須和くんが好きだ。
簡単に言ってしまえば三角関係の報われないほうが好きなんだから仕方ないのだけど、須和くんが好きすぎて切ない。ほんと苦しい。
この結末は分かるし、これはこれで良い話で泣けるけれども、別の未来だとしても切ない。
翔を救いたいって話だからこうなることはわかった。菜穂が好きなのは翔だし分かってた。
でも須和くんが好きなんだよーどの未来でも報われてほしい!
ちょっと吐き出したことで少し落ち着いたのでもう受け入れられてるけどね。
結局未来は変えられなかった...まではいかずとも、変わったかどうかは分からないくらいのラストでもよかったかなーなんて。
なんか、須和くんとの未来が一番幸せであってほしいんだよ。ほんと。
Posted by ブクログ
結局タイムトラベルでは未来を変える事は出来ないから、パラレルワールドでのハッピーエンドという結末なんだね。でもそうするとこっちの世界では須和と菜穂との結婚はなくなるんだろうなあ。須和くん、切ないね。菜穂と翔に全く感情移入できなかったので評価は普通。この物語を読んで感動するには、私が年を重ね過ぎたのかな。。。
Posted by ブクログ
待ちに待った最終巻。映画化ということもあり、もともと人気ではあったが、今回はどこの本屋も大売していた。
過去に教師が話したパラレルワールドという些細な会話を思い出し、過去へ手紙を送った5人。自分たちの後悔は消すことが出来なくても、同じ過ちを過去の自分たちにさせたくない思いから起こした行動が、過去の彼らを動かしていく。
5巻は10年後と半々な形で物語が進んでいき、読者にもしここでこうした行動をとっていたらこうなっていた、と思わせるようなっていた。大晦日からは読んでいてとてもハラハラする展開だった。翔を失わないために、各個人が後悔しないために巡る、一種の青春物語だと感じた。