あらすじ
死を想え〈メメントモリ〉、死を想え、死を想え……。 喰らった魂に意識を持っていかれるカルノ。 カルノの手を引くレヴィは、ナギとアークに対峙する!! カルノとレヴィが危ない!! エーテルの流れを探り、結ばれた界をほどけ、勇吹!! 「これが、君の望むやり方か――…姫」 そう言い残しレヴィはカルノに喰われてしまう……!! 目を覆うほどの衝撃的展開を見せる「アエトニキ事変」第六弾!! 稀代のキング・オブ・ストーリーテラー!! なるしまゆりの代表作……長き沈黙をやぶり ファンタジック・ネオバトル、遂にファン切望の刊行リ・スタート!!
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Posted by ブクログ
やっと続きが読めたよ〜〜、なんて思ってたらレヴィが死んじゃったよぅ。結構レヴィ好きだったのに。ああ、でも話は面白かったので星5つ。良い死に方はしないと思ってたけど、カルノと融合とは思わなかったっす。レヴィは消え方もなんか切なくてね。若い後輩を最後まで気にかけちゃってさー。
Posted by ブクログ
【読書記録】
少年魔法士14 なるしまゆり 新書館
「エーテルに心はない」から続く下りに一番泣いてしまいました。
「エーテルであろうと 自然の何であろうと どんな現象であろうと」
「人の心なんて持ち合わせていないの」
「人が心をぶつけて意味があるのは 人の心だけ」
「あなたは世界の中の一人 大きなものの中の個の一つ」
「他の何も あなたたった一人の怒りなど 何も関わりなく回り続けている」
「私達は心とは無縁のものに囲まれて生きているの」
何故でしょうね。
関わりが無いと言われているのに、むしろ非常につよく繋がりを感じさせられました。
「私達の想いなど関わりのないものに包まれているから 私達のような未熟な生き物は生きていけるのではないかしら」
その後に続くこの一文は、読んだ当初は同意できなかったのですが、日が経ち、考えを反芻するにつれ、「あ、なるしまさんはこういう事、こういう感じのことを表現したかったのかな」とちょっとわかるようになりました。
こういう、後々考えて咀嚼して味がでる物語が好きです。
まだ同意できないですけどね。それでも、そいういう風に考えても良いかな、と自分の世界が広がるのが楽しい。
章が進むのは嬉しいけれど、終わりに向かっているというのが非常にもったいなく感じるのが『少年魔法士』です。
レヴィさんが、まさかそんな、フラグ立ってましたが……。まさかそんな。まじでサロメってしまわれるなんて。
でもなんか、あんな風に笑えるなら、いいかな、と思ってしまいます。
カルノ坊ちゃんが大変そうですが。
勇吹のいうように、いつかナギさんの答えを聞きたいです。
Posted by ブクログ
まずは14巻を発行してくれたことにありがとうと言いたい。ずっと待ってた!
正に、「衝撃」としか表現しようのない展開。
王の望むもの。彼女の望むやり方。彼が望んだ(?)(なんとなく、そんな感じがするんだな…)人生の結末と、彼らの行く末。
互いに互いを想って行動してるだけなのに、傍目には悪い方へ事が進んでいるようで、やりきれなさだけが募ります。
個人的には、大団円で終わって欲しいんだが……無理、かなあ?(苦笑)