【感想・ネタバレ】カラー版 小惑星探査機はやぶさ 「玉手箱」は開かれたのレビュー

あらすじ

地球の引力圏を離れて宇宙を航行し、他の天体に着陸してサンプルを採取し、地球に帰ってくる-人類初の偉業を成し遂げた「はやぶさ」は、どんな発想で生まれたのか。そして打ち上げから、イトカワへの着陸、空前絶後の救出、満身創痍の帰還、サンプル確認まで、「生きているのが不思議」とまで言われたミッションはどのように行われたのか。誕生から帰還まで、プロジェクトを先導した著者が「はやぶさ」への思いを語る。

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Posted by ブクログ

何故か買ったまま読まずに本棚の奥の方に行っていたので、今更ですが引っ張り出してきて。
もうはやぶさ2も帰ってきた今となってみると、はやぶさが工学実験衛星として技術の確立を目的に、はやぶさ2ははやぶさで確立した技術をベースに品質や性能をブラッシュアップした実用機として、全く性質の違うものだったのが良く判ります。
それにしても、宇宙を舞台にしていても難敵はアメリカとの競争だったり年度末だったり、一般人とあまり変わらない点もあったのが面白いです。

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2022年11月28日

Posted by ブクログ

何冊目のはやぶさ本かわからなくなってきたが、それでも初めて知った新事実があった。そしてカラー写真とパラパラ軌道図が良い

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

いまさら、と言われるかもしれないが小惑星探査機「はやぶさ」の誕生から帰還までを描いたもの。

同じような本は何冊か読んでいるが、プロジェクトマネージャであった川口教授が著者だったので、思わず手に取った。
偶然だが、この本を読み終わった翌日、「”はやぶさ2”製造開始」という記事が新聞に掲載されていた。

全ページカラーなので、新書にしては定価がお高め。
面白いのは奇数ページ左下欄外に地球、火星、イトカワ、はやぶさの軌道の簡略図がついており、打上げから帰還までの軌道がパラパラマンガのように見る事ができる点。

これまでに読んだ「はやぶさ」本はカプセルの帰還までだったが、この本は、それらより後から出版されているので、カプセル内にイトカワの微粒子が発見された部分についても書かれている。
当事者だから敢えて、そのようにしているのか、全体的に事実を淡々と述べている印象だ。
が、さすがに「はやぶさ」の最後とイトカワの微粒子発見の部分では、行間から感情が滲み出ているように思える。

最後の章末に書かれた一首が多くを物語っている。
「わくせいの いにしえかたる たまてばこ ながきかんなん いまぞかなえり」

「はやぶさ2」のプロジェクト(2014年に打ち上げ予定)が順調に進む事を願う。

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2012年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「はやぶさ、そうしてまで君は」に続き読みました。
内容的にはほぼ同じでしたが、微妙に違うエピソードがあり、
両方読んでよかったかなと。。
内容より、、パラパラ漫画がいちばんお気に入りかも(笑)

最近、、はやぶさ、、マイブームなので、、過大評価かも。。(^-^;

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2012年02月29日

Posted by ブクログ

映画『はやぶさ』を見て、

もう少し深く知りたいと思い読みました。



著者の川口淳一郎さんは、

小惑星はやぶさ探索プロジェクトの、

プロジェクトマネージャーだった方です。



地球の大気圏外に出た探査機が、

小惑星からサンプルを採集して、

地球に戻ってくることが、

如何に重要なのかが改めてわかった気がします。



ページをめくると、

はやぶさの軌跡が

コマ送り漫画で、

見られるのが、

可愛らしいと思いましたよ。

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2011年11月13日

Posted by ブクログ

「はやぶさ」帰還以降、展示会・映画・DVDなどはやぶさの旅の成果・その困難等に接する機会は多かったと思う。本書もそんな「はやぶさ」を伝える一冊だ。映像ソースには映像でしか伝えられないものもあるが、本書を読むと文字でしか伝えられないものもあると確信した。はやぶさとそのプロジェクトスタッフには改めて、ご苦労様・そしてありがとうと言いたい。

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2011年08月22日

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構想から25年、プロジェクトチームができてから15年、飛行を開始して7年。日本人プロジェクトチームの粘りづよい努力と工夫の成果と思われる。感動して泣けてきた。美しい写真もよかった。

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2011年05月28日

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宝島社の同著者本が「プロマネによる広報活動」の趣なのに対し、こっちは「教授川口氏おおいに語る」というカンジで、両方買って読んでも気にならん住み分けができていて流石と感心。この内容でこの値段はコスパフォ良過ぎ。頁左下のパラパラ軌道遷移図秀逸(アイデアが)

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2011年03月09日

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はやぶさの一生を、一番身近で見てきた川口リーダーが細かに解説。2億3000万km離れたはやぶさを「教育」し、最後まで諦めずに地球まで引っ張ったその熱意が伝わってきます。

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2011年02月13日

Posted by ブクログ

とてもやわらかくてわかりやすい語り口。事実を淡々と書き連ねているようでいて、その中に強い意思がある。

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2012年02月06日

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はやぶさの本はこれまで、いくつか読んだけれど、本書が圧倒的に素晴らしいのはその著者である。はやぶさプロジェクトリーダーの川口淳一郎氏が書いている。

平易な文章を書く人だと感じた。文章が小刻みで、リズムがよくて読みやすい。
いくつも本を読んだり、テレビの特集、映画を見たせいで、ストーリーは頭に入ってしまっていて、新鮮さはなかったけれど、やはり、実際に現場で指揮した人の文章は臨場感があるなぁと思う。

また、常に日本の宇宙開発、科学技術の将来の発展を願い、はやぶさにおいても、ミッションのそれぞれがどういうメリットがあるのかを述べる姿勢が印象的。常に説明を求められ、動機づけが十分であることを多方面に求められているのから、くせになっているのかもしれない。が、誠実に説明してくれる姿勢は、大変好感がもてる人物である。途中の絵の解説も分かりやすく、はやぶさのことが知りたい方は、この本から読むのが一番よいのかもしれない。

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2011年12月21日

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副題「玉手箱」は開かれた~はやぶさが世界初の快挙である点。地球の引力圏を離れて宇宙を航行し,他の天体に着陸してサンプルを採取し,地球に帰ってくる~プロジェクトマネージャ。いろいろな人によって,はやぶさは本にされ,映画にもなっている。日本という国を考えれば快挙で,喜ぶ人も多いと云うことになるが,科学的快挙や発見は人類共通の宝であって,国は無関係だが,大きなお金が掛かる以上は何処かに冠を戴くしかないのであって,国は大きなスポンサーになり得る。アメリカで同時期に作られたリアクションホイールが3台の内2台壊れていて,アメリカの研究者とも協力しなくてはなしえないが,アメリカに出し抜かれた悔しい思いが伝わってくる。補助充電スイッチがONになっていたのは説明がつかないと云っているのが面白い。糸川さんが名機隼の設計者であったこともどこかで読んだだろうが,偶然の一致ではない。はやぶさ2のスウィングバイ失敗は痛いなあ

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2011年05月31日

Posted by ブクログ

半年ぐらい前に話題となった「はやぶさ」プロジェクトの概要がわかる一冊。

何が嬉しいってカラーということ。モノクロとカラーでは情報量が圧倒的に違う。

何度も言い尽くされているのでここで詳細は書かないけれども、「はやぶさ」が本当にものすごいことをやり遂げたんだなと実感できる一冊。コンパクトにまとまっていて、技術屋としてはもっといろいろ書きたいと思うんだけど、これだけでも十分伝わる。すごい一冊。

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2011年02月05日

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プロジェクトリーダーの川口先生の本だけあって的確な内容とカラーなので写真も綺麗!しかもロマンチストなのか読み物としても楽しめます。良書ですねぇ。

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2011年01月13日

Posted by ブクログ

私=はやぶさ帰還のニュースで初めてその存在を知ったニワカファン。なんか凄そうだけど,新聞やテレビの報道だけでは,どのへんがどれだけ凄いのかいまいち分からない。そこで,オールカラーの本書を手にとった。


地球の引力圏外まで長時間・長距離を航行し,全長500m程度の未知の小惑星イトカワに着陸した上,資料を採取して地球に帰還する……そのミッションは困難を極めている。しかし,プロジェクトマネージャーである著者は,「NASAもためらうような計画でなければ,われわれのオリジナリティは実現できない」,「多少やぶれかぶれ気味ではあるが,人類初の挑戦をしよう」などと考え,プロジェクトを始動させる。

本書の内容は盛りだくさんだ。はやぶさ誕生の経緯,搭載された新技術,芸術的というべきスウィングバイ,航行中に襲いかかる幾多のトラブル,それを乗り越える創意工夫と精神力,地球への感動的な帰還,そして未来の展望。これらすべてが新書サイズに詰め込まれている。技術的に詳細な部分へはあえて分け入らず,写真や図をふんだんに使うなど,一般人の興味に応える工夫が施されている。まさに,はやぶさ入門書の決定版だ。

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2011年01月09日

Posted by ブクログ

 著者ははやぶさプロジェクトの責任者。はやぶさが,地球の重力圏を脱して再び地球に戻ってきた初めての物体だったとは知らなかった!あと,「はやぶさ」も「イトカワ」も打上後の命名っていうのも意外。
 はやぶさについては,他にもいっぱい本があるようだが初めて読んだ。今度,松浦晋也さんの「星になった小惑星探査機はやぶさ」も出るらしい。読みたいなー。

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2011年10月28日

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