あらすじ
東北地方のど真ん中をはしる奥羽山脈。その山脈の襞深く、熊掌を求めて分け入る狩りの一団があった…。人はこの男たちを《マタギ》と呼んだ。マタギの里・阿仁にはレッチュウと呼ばれる狩り集団があり、その中でも《雷レッチュウ》を束ねる「転び射ちの辰五郎」の異名を持つ長・辰五郎は百戦錬磨のマタギであった。複数の異名を持つマタギのなかで、「野いちご落としの三四郎」の異名を持つ三四郎は最年少でありながらレッチュウの実力者として成長していた。そんな中、熊に襲われた村を救うため、阿仁から派遣させられたのは三四郎であった! 矢口高雄先生がお贈りする大自然の中に生きる人々、そして生命をテーマにした壮大な物語。第五回日本漫画家協会賞大賞受賞作。第1巻(全4巻)!!
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絵柄から少し昔の作品だなとは感じますが、とても面白かったです。独特の世界観を持つマタギの文化を感じられる作品でした。ゴールデンカムイが好きだった人は本作も好きになる気がしますw
圧倒的
もう半世紀近く前の作品であるのに、いまだに古びず、おそらく今後も読まれ続ける作品です
マタギという言葉を全国に認知、浸透させた作品でもあります
圧倒的画力、表現力で世界に没入体験ができます
マタギすご。
マタギというとゴールデンカムイを思い出したので購入しました。アニメ化したらマタギブームを巻き起こす気がします。
矢口高雄氏の美しく雄大な絵で描かれるマタギの物語。
リアリティとフィクションのバランスが絶妙で、決して安っぽい感じはなく、また外連味溢れるシーンもあり少年心をも満足させてくれる。
まだまだ序盤であるが矢口氏のいう「不肖の息子」に目が離せない。
序文にある『女間に入って果たせず』という表現が猥雑過ぎて
ある意味そこがこの巻で最も面白い
頭良い人だけどそういう所あるよな矢口先生
丁寧で迫力ある描き方
オリジナルなコミックとは思えないほど地の文が長く解説が多い。まあそれほどテーマの「マタギ」が世の中に知られていない というのでやむを得ないところではあろう。 それでも、コミックとして楽しんで読むというよりは未知のものを知るため という読み方になってしまう。 絵柄はやや時代を感じさせるが、丁寧で迫力ある描き方になっている。