あらすじ
木星の衛星ガニメデに造られた異星人基地は破壊された。だが、その犠牲も大きかった。派遣された一万人の兵士のうち、生き残ったのはわずかに七百人。地球へと帰還した派遣軍指揮官のジェイソンは英雄として迎えられるが、「異星人のさらなる攻撃に備えよ」という彼の言葉に、政治家たちは耳をかさなかった……/掲出の書影は底本のものです
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Posted by ブクログ
第1巻もおもしろかったけど、この第2巻もおもしろい。最初に、物語の最後の部分が有り、その後、そこに至るまでの話が始まるので、少々、くどい感じもするが、全体的に、話の展開が早いのでどんどんよめる。
次の第3巻が12月に発売予定とのことなので、これも楽しみ。
Posted by ブクログ
このシリーズ楽しい。「宇宙の戦士」や「終わりなき戦い」から当時の雰囲気を除いた感じ(著者も似たような事を述べているけど)。両作品とも9.11以降だと少し違う感じがするものね。
残り3作の翻訳を楽しみに待ちましょうか
Posted by ブクログ
英雄として帰還したはずの兵士を待っていたものは、PTSDに悩まされる兵士や戦争で疲弊した経済の建て直しに苦しむ国民・・・
と、このあたりまではイラン、イラクとの最近の戦争の影響も反映している感じ。(やっぱり、未来を扱ったSFといえども現実社会やトレンドの影響を受けるのは必至。政治がらみを扱うと特に感じます。このあたりの地続き感まではいいのですが。
後半になると、これはもう凄い戦いが繰り広げられる「普通」の戦闘SF。
このシリーズの特徴は、近未来SFでありがちな予測や想定に対して、実はそんなところまでは行けないというギャップにあったはず。
そのギャップ(っていうかダサい状況)によって発生する困難をどう乗り越えていくかというところに、共感も覚えるしリアリティーも感じられたのです。それが1作目ほど感じられない巻になってしまったように思います。
次巻で、敵の本拠地に乗り込むのでしょう。どうかただの戦闘SFになりませんように・・・