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Posted by ブクログ
最近戦争SFものを読むようになった。
仕事で直面する理不尽な状況や、なんとか問題を解決しようともがく姿に共通するものが感じられるせいかもしれない。
仕事で失敗しても死ぬことは無いけれども、デフォルメされた世界があるのだと思う。
ことに9.11以降の作品は明らかにそれ以前の作品とは違う。戦後体験を聞いているのではなく、突然理由もわからないまま戦争状態に突入してしまう現代に生きているからか。
この作品は、陸軍の経験のある著者によってリアルな近未来戦争を一歩兵の視点で描かれています。現在との地続き感もたっぷり。
宇宙戦艦ヤマトでも見た遊星爆弾で攻撃され、地球は核の冬状態に。成層圏まで吹き上げられた粉塵で、ジェット機は飛べなくなり鉄道による長時間の移動を余儀なくされるという状況もリアル・・・
タイトルはともかく、最近のミリタリーSFではダントツの面白さ。一気読みでした。
Posted by ブクログ
21世紀版「宇宙の戦士」は続編超期待!
偽りがない。まさに帯の通りのネオ・ハインライン。異星人との初戦を冒頭とラストの現在に挟むわかりやすくて、安心できるスタイルで語られるフィクションは、最高のエンタメだ。
バッタバッタと個性あふれるメンバーが死んでいく。本物の戦争は知らないけれど、少なくとも異星人との戦いは消耗戦であるという、明らかな主題が見える。
10年前の作品だと言うが、悲惨なストーリーにはアメリカ的家族愛があふれており、ある意味では孤児たちの家族を護る戦いの物語と言える。
前置きが少し長くて戦闘シーンの物足りなさが残るものの、一気に引き込まれて読み切った作品だ。
すでに続編が発表されていると聞く。早く、早く訳して欲しい。とても楽しみだ。
Posted by ブクログ
著者の「孤児たちの軍隊」シリーズは、全5巻のハードSFミリタリー小説である。本書はシリーズ1巻目の作品となる。裏表紙解説には「アフガニスタン派遣米国軍兵士のあいだでボロボロになるまでまわし読みされ、大評判となった」と記載がある。
主人公は成り行きで歩兵部隊へ入隊することになるのだが...ナメクジ宇宙人から地球を救うべく、ヘタレな彼が月での異星人回収作業に携わっり、大役を成功することで周りの見る目も変わる。そんな中、人類は存亡の危機にあり、木星の衛星ガニメデに基地を構える異星人を総攻撃する作戦に出るのだった。ガニメデの作戦はなんとか成功裏に終わるのだが、SF小説なのだからもっと奇想天外なシーンを期待していた分、肩透かしをくらった。あの宇宙大作戦と大差無し。
Posted by ブクログ
9.11後の対テロ戦争を背景とし、異星人に奇襲された地球の反攻を描いた本書は、軍隊を礼賛も否定もしない。あるのは報復の正当性と戦友が家族の代わりになる心理で、中東に従軍した若い兵士が本書に共感したという逸話がある。
⇒本書の「ガニメデ降下作戦」は戦争SF史に残る圧倒的な地獄図を描いている。人類の存亡を賭けた遠征師団は初日に半数以上が失われ、みるみる減少していく恐怖と閉塞感。指揮系統の崩壊による戦場昇進のあり得ないスピードは"全滅しかけている部隊"のリアルな縮図と言える。
「孤児たちの軍隊」(2004)ロバート·ブートナー
#読書好きな人と繋がりたい
Posted by ブクログ
ガニメデにいる未知の宇宙人からの隕石攻撃により孤児となった使命感溢れた若者たちで組織した軍隊が、未知の宇宙人との闘い。
全体の印象は、読み易いが、物語の構成は、SFの王道である青年の成長。ライトノベルのような軽い印象がある。翻訳が稚拙なのかもしれないが断定できない。
宣伝文句にあるハインラインの名作宇宙の戦士の21世紀版!と、言い切るのには、少し難がある。
しかし、読んでいて、物語が無事に終わることができるのかと心配になるぐらい主人公の大切な人々が、死んでいく展開に驚く。
宣伝文句にあるイラク派遣のアメリカ兵に読まれたというのは、戦死者・犠牲者を選べないという戦争の当たり前の真実をこの作品のプロットと自己投影したのだろう。
9・11以降のアルカイダやテロリストと闘いをしているアメリカ人の時代の空気を投影した文学作品だということにこの作品の価値がある。
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小説・文芸
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