あらすじ
【“どん底”で生きる、第14集】
工場で働く片桐真実は、自分を中卒だと笑い捨てた
周囲を見返すべく、人種のルツボ“通信制高校”に入学する。
お嬢様・莉央と出会い、惹かれ合った二人は付き合い始めた。
二年生になった真実たち。
莉央はアルバイトを始め、新たな人間関係が広がる。
花火大会、運動会、誕生日を経て、より強まる二人の絆。
そして、父に会いたいと願う妹の真彩。
悩みに悩み、紆余曲折を経て
妹を父に会わせる決心をした真実。
その再会の場で、起きてしまった“最悪”。
莉央の父の懇願を受け、真実が選んだ未来とは───。
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著者渾身のスピンオフ
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妹の面倒を見るために、中学を出てすぐに工場で働き始めた片桐真実(かたぎりまこと)。
中卒だからと自分を笑った周囲を見返すために、中学浪人した妹と共に通信制高校に通うことに。
真実を待っていたのは、15歳のお嬢様から76歳のお爺さんまで老若男女問わず学ぶクラスメートたち。年齢も境遇もまったく異なる学生が在籍しており、皆それぞれに悩みを抱えていた…。
主人公の真実は、自身が工場勤務であることや父親に前科があることに引け目を感じ、周囲と何度も衝突します。
しかし、通信制高校での学生生活を過ごす中で様々な事を学び、成長していくことで徐々に周囲からの信頼を獲得していきます。
年齢や性別、社会的地位が異なるからこそ解決が難しい問題を、もがきながらも乗り越えていく主人公たちの物語を是非読んでいただきたいです。
感情タグBEST3
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辛すぎる巻
正直毎巻毎巻泣かせてもらってますが、今巻も泣いてしまった。真実と莉央だけじゃなく、一条や若葉にとっても辛すぎる巻。設定からこうなることは分かってはいたけどここまで心にくるものを書かれるとは思ってもなくてこの作者さん流石だなと思った。
Posted by ブクログ
誰も悪くないのに辛い。
莉央のお父さんがそう思うのも尤もだし
過去のことがあって莉央が驚くのは当たり前で、
それでも真実のことを一番に考えようとしたところは泣ける。
真彩は正直泣きながらでも片付けくらいしてくれと思うが
父親に会いたかった気持ちは当然だ。
生きていけないと言われて俺もだよと返すのに
それでも別れてしまう。
ずっと背負いすぎていると思うが
そうしないと未成年2人きりで生きてこられなかっただろうとも思う。
強いて言えば父親が悪いし、真彩の年不相応に子供なところは父親似なのかもしれない。
母親はもし自分がいなくなったらこうなってしまうのではとは考えなかっただろうか。